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最終更新日:2001.08.08
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2.Media Reports 報道−キャンベラタイムズ○○真光論争−
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The Canberra Times (front page) March 2, 1997 キャンベラタイムズ(一面)1997年3月2日
A.C.T. HOME FOR CONTROVERSIAL SECT 問題になっている宗教のオーストラリア首都圏にある拠点 by NORMAN ABJORENSEN ノーマン・アジョレンセン
日本を本拠地とし多くの国で調査の対象となっている宗教団体が、キャンベラに1ヘクタールの広さの一等地をその本部のための土地として与えられた。オーストラリア首都圏政府によると、ホルダー(地名?)の土地使用に関する規定をしている文書が12月に○○真光によってサインされた。公式なアナウンスが来週末キャンベラで行われるその団体の全国集会でなされる予定である。
情報源によると、そのプロセスにかかわった当局は○○真光の活動に関する調査について何も知らなかった。ベルギーの国会委員会は、そこでのその団体の活動を調査しており、その他の多くのヨーロッパ諸国も詳細な調査を開始した。シンガポールでは、海外に流出する資金に注目して関係当局がその団体の慈善団体としての税務状況を調査している。
オーストラリアの○○真光の長であるアンドリス・テベシス博士は、ちょうど南アメリカへの訪問から帰ってきたところであり、彼が言うには教団はネルソン・マンデラ大統領の承認を得たということであるが、元信者たちによるその土地取得に関する異議申し立てに驚いたということである。テベシス博士が言うには、その教団に対する長年にわたる攻撃があるという。「われわれの仲間には、たくさんの著名人がおり、私もRotaryの一員です。」と彼は言った。テベシス博士が言うには、かつて彼の片腕であり、キャンベラの写真家だったゲリー・グリーンウッド氏のような以前の信者たちが、なぜこの教団を反ユダヤ主義だというのかが理解できないとのことである。
グリーンウッド氏は、広く読まれている本、「All the Emperor's men (みんな天皇のしもべ)」をインターネット上で出版している。その本の中で彼が主張するには、教団は邪悪で人種差別主義的な組織であり、金銭の扱いについてかなり疑問があるということである。「われわれの教えがいわゆるシオンの議定書に基づいているなどと主張することはナンセンスです。」とテベシス博士は言った。「われわれの信者のほとんどがそんなことは聞いたこともないと、私は確信しています。」 テベシス博士が言うには、教団を批判する人々との罵り合いになるのは非常に気乗りのしないことであるが、○○真光は平和と宗教的思想の分裂でなく統一のために立ち上がった教団であるとぜひ強調したい、とのことである。「われわれの教団を反ユダヤ主義だと非難することは可能だとは思えません。なぜならわれわれのメンバーの中には多くのユダヤ人と、メルボルンから来たユダヤ教会の主管者さえいます。われわれはすべての宗教と共存しており、信者の構成がそれを裏付けています。」と彼は言った。
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(Front page of Sunday feature section) 日曜版一面 Secrets of a doomsday sect 世界終末論を説く教団の秘密
日本こそが世界の統治権を持つと信じる組織がオーストラリア首都圏で足がかりを得た、とノーマン・アジョレンセンは言う。
左の写真は○○真光の教祖の「教え主様」である。この教団は、彼女がS界真光文明教団の教祖であり養父であった岡田良一氏の後継者になろうとして裁判に負けた後、彼女が設立したものである。彼女は日本で有数の金持ちになった。下の写真は軍の上級将校であり、日本の天皇の神格性に対する熱烈な信奉者であった岡田氏であり、彼は○○真光の前身を作った。数カ国で政府当局による詳しい調査の対象になりつつある、終末論を説く日本の教団が、オーストラリア納税者の出費によってオーストラリア政府から土地を譲渡されたのである。
○○真光として知られる教団は、害のなさそうな霊的啓蒙活動のうわべの後ろで、世界の統治と日本の天皇への崇拝を基礎とした教義を持っている。この教団はまた、まったく反ユダヤ主義的であり、その教義の一部を悪名高く詐欺的なシオンの議定書から引き出している。世俗的なレベルでは、この教団は失敗したベンチャービジネスとつながりを持っている。そのビジネスの支持者は投資することを薦められ結果としてお金を失っている。
○○真光(日本語で、真の光の超宗教組織という意味)は、オーストラリアで非営利団体として慈善宗教団体の地位を享受し、所得税を免除されている。この教団を離れた多くの人々は、常に寄付をするプレッシャーにさらされたことに苦情を申し立てている。そしてすべての寄付金は教団の豪華な建物が建てられている日本へと送られるのである。
元信者によると、そのうちの何人かは教団の中で高い地位にいたが、何十万あるいは何百万ドルにも達する非課税の資金が日本に送られたという。オーストラリアにおける全信者数は、現在約2000人(数百人はキャンベラ在住)ほどと思われるが、減少しつづけている。2年前に日本の地下鉄で毒ガス攻撃を行った、オウム真理教とのつながりに対する不安から、教団を去る人がいることにその減少の大きな原因がある。両方の教団とも、シオンの議定書に基づく世界観を持ち、世界の終末が近いと信じている。
(有限会社)オーストラリア○○真光は、非営利団体として登録されており、その基本的な活動は団体の規定によれば「宗教的礼拝の遂行とその継続」である。この教団は豊富な資産を持ち、多くの信者には知られていない事実だが、圧倒的な中産階級である。記録によれば、キャンベラ近郊の農村地帯の不動産を含めて、ニューサウスウエールズに数千ヘクタールの不動産を所有している。
パースにいる著名な信者は、そこでは報告によると3分の1の信者が過去12ヶ月のうちに去っていったというが、教団に関する記事は今後一切出版されないだろうと誇らしげに語った。非常に有名な信者であるジョー・コート(Jo Court)女史は、西部オーストラリアの首相リチャード・コート(Richard Court)氏の妻である。パースの信者によると、彼はモントローレイ(Mount Lawley)の2番街にあるセンターで開かれる集会に、たびたび妻に同行して参加するという。
コート氏のオフィスに教団について質問をしたが返事はなかった。(ウエストオーストラリアンという新聞によると、1994年の2月18日に、首相のオフィスはコート女史が信者であることを認めたが、しかしそんなことは新聞には関係のないことだと言っていたという。)
新しい信者は、教団の教義をゆっくり教えられる。例えば、○○真光が日本の天皇は神に等しい世界の統治者であるというコンセプトに基づいていることは、新しい信者には知らされない。また、古代には世界はすべて日本に支配されていたという考えに基づいて、日本の帝国が世界を統治する権利を信じていることも知らされない。オーストラリアはある日本の神にちなんで名前をつけられたということも、日本の人々は神に選ばれた人々だということも知らされない。
日本では、教団は軍隊形式の青年組織を作り、与党である自民党の候補を応援するために彼らを働かせることによって、政治的活動を行っている。教団は、一般には信用されていないシオンの議定書のほとんどをその教義の中に採用し、シオニストの世界支配に対する陰謀を喧伝し、ユダヤのダビデの星は本当はユダヤでなく○○真光に属すると教え、ユダヤ人はソロモンの寺院を破壊させたることで神を裏切ったのだから大虐殺を受けても仕方が無いと教えている。東京の地下鉄でサリンガス攻撃を行ったオウム真理教とのぞっとするようなつながりが、キャンベラタイムズが入手した○○真光の上級信者ためのセミナーテキストに含まれている。"The Future Course of Japan(日本の将来?)"という著作から引き出した、Kido Hondaの記述に関して述べたある章は、最も勇敢な者をもぞっとさせるような恐ろしい計画について言及している。「それは地下鉄である。まもなく世界中のどの国の首都も地下鉄をもつようになるだろう。そうすれば、すべての政府機関や政府の重要書類を同時に破壊することができるのである。」
(注:地下鉄に関する記述は、「5.御聖言−警世の書−」中に出てくる歴史的偽書「シオン(賢者)の議定書」内の記述が起源と思われます。上級研修テキストでは、それをもとにした別の著作から引用されているようです。」
○○真光は、キャンベラに本部を置く計画を長いこと持っていたが、この前の12月にオーストラリア政府との文書にサインをし、ムーレイ(Mulley)通りに1ヘクタールの土地を無償で与えられた。その文書には、「崇拝や、宗教的会合と活動のための場所」と書かれている。教団は5年以内にその土地に建物を建てる。主な障害は、以前オーストラリアでNo.2の信者でありキャンベラの写真家であったゲリー・グリーンウッド氏の背信行為である。グリーンウッド氏は、現在ニューサウスウエールズの北方に住んでいるが、インターネットにおいて「All the Emperor's men (みんな天皇のしもべ)」という恨みのこもった批評を出版している。そこで彼は、金銭上の異常さと信者に対する系統だった洗脳について述べている。
ベルギーでは、特に教団が警察権力に侵入していることが発覚して以来、政府委員会が教団の活動を調査中である。同様な調査がドイツ、フランス、オランダ、そしてスイスでも行われている。シンガポールでは、政府が教団の活動を調査している。その活動で集められた寄付金の80パーセントはシンガポール内の慈善活動に使うことが法律で決められているのだが、元信者によると、1セントもシンガポール内では使われていないという。
The soldier who began it それを創めた兵士
○○真光として今日知られているものは、1978年6月に設立された。広く認知されている創始者は、日本の軍隊の上級将校だった岡田良一氏であり、彼は今世紀の最も野蛮な事件である1937年の南京レイプ事件に関わっているとされている。
日本の天皇の神格性を熱烈に信じる彼は、第二次世界大戦における日本の敗戦のあと、S界救S教と呼ばれる神道に基礎を置いた教団の牧師となった。しかし10年後には、オカルト、特に悪魔払いや魔術に対する興味が大きくなっていったために、教団を去ることになった。
彼は後にS界真光文明教団と呼ばれる新しい教団を創設し、基本的にS界救S教と同じだが、「神の啓示」を推進し、手から癒しの力としての光を放射するということを実践した。
「教え主様」という名前の彼の養女は、彼の主要な信奉者となり、1974年に岡田氏が死んだときに彼の後を誰が継ぐかに関しての厳しい裁判を戦った。「教え主様」は敗北し教団を去って○○真光を設立した。
教団のすべての財産は彼女の名義であり、彼女は日本でも有数の金持ちである。彼女は豪華な記念館や、聖堂や45メートルの高さのピラミッドを建設し、それらは信者に公開されていない部分が多い。
アメリカの学者であるウインストン・デイビスは、1980年に出版した「道場」というタイトルの本のなかで、この教団とその不思議な力の実践に関する包括的な研究を行った。彼はそれをこう述べている。: "as a religion...virtually slow magic, and ...as magic it is fast religion" 「宗教としては...????
この教団は世界中に広がっている。そのオーストラリアの本部は、キャンベラをベースとし、南アフリカにまで達する小帝国を築いている。ここでの○○真光の長は、霊的指導者とか管長とか議長とか色々な呼ばれ方をしているが、ラトビア生まれのアンドリス・テベシス氏であり、彼はかつてジョン・カーティン(John Curtin)医学研究スクールにいたことのある優秀な科学者で、そこで彼は猫の脳で微小電極を使った研究を行い、またオーストラリア国立大学の心理学科で人間の意識の変性状態を研究していた。
彼は1975年に招聘教授として日本に滞在していたときに真光に偶然出会った。彼と彼の日本人の妻のYasumi、そしてルクセンブルク在住の一人の日本人は、オーストラリア首都圏にある有限会社組織である○○真光オーストラリアの重役であり、4つの信託会社−○○真光スクールビルディング基金、○○真光オーストラリア基金、○○真光南アフリカ基金、そして○○真光学校運営基金−などを役員として立ち上げた。
オーストラリア安全委員会によってもたらされた最近の詳細な情報によれば、日本の○○真光は「究極の信託基金」であり、1995年に90242ドル、1994年は196,832ドルが日本へ送金された。1995年に、105,922ドルが役員たちに支払われ、役員の一人は100,000ドル以上を受け取った。テベシス博士とその周辺の役員たちが、不正行為をしているのか、それとも団体の規定に記載されている以外のビジネスに参加しているのか、それは定かではない。
先週テベシス博士と話をしようとしたができなかった。キャンベラの本部によると、彼は現在南アフリカにいるとのことだった。電話に出た女性が言うには、組織を代表して話のできる人が他におらず、また批判に応対することはめったにないとのことだった。
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