Dailyみぅこむ
2003年02月20日(木) |
よく考えたらすごい不自然 |
入社して間もない頃、不思議な電話が掛かって来た。 それはおばちゃんの声で、 「こちら赤帽ですが、先日御社の前で荷崩れをおこした際に、従業員の方に助けていただきました。お礼をしたいのですが、名前を控えたメモを無くしてしまいましたので、20〜30代くらいの男性社員の方の名前を教えていただけませんか?」 …という。 かなり滔々と慣れた喋りだったので、余計に不思議だった。 そもそも、荷崩れってなによ? それにうちの会社の敷地はでかいので、いくつも建物があって、子会社まであって、どこの誰だか分かったもんじゃない。
でも新入社員だったので、そこらへんの事情もよく分らず、電話を取るのすら不馴れだった私は、真剣に答えようとした。 そんな事故があったのかもしれない。 とりあえず、うちの部署の男性3人の名字だけ挙げてみた。 「ありがとうございました」 さっさと電話は切れた。
なんだったんだ?
そんな電話も忘れかけたつい一ヶ月前、なんと同じおばちゃんから電話が掛かって来た。 「こちら赤帽ですが、先日御社の前で荷崩れをおこした際に、従業員の方に助けていただきました。お礼をしたいのですが、名前を控えたメモを無くしてしまいましたので、20〜30代くらいの男性社員の方の名前を教えていただけませんか?」 聞き覚えのある立て板に水のこの喋り。
また私が電話を受けたという不思議な偶然。
受ける私もすでに電話を取り慣れていた。
「わたくしの記憶では、数カ月前にも同じ内容のお電話をいただいたと記憶しておりますが、どういったことでしょうか?」
電話応対、板について来ておりますね!
「それでは結構です」 ツーツーツー
切られたさ。案の定。
これ、多分なにかの勧誘とかそういう類いじゃないのかな?と ずっと思ってたんだけど、検索したら、ありましたね。 赤帽のホームページにちゃんと告知が載ってました。 http://www.akabou.jp/notice.html
やっぱ詐欺商法のひとつだったんだってよ、奥さん。やあねえ。 でもうっかり名前を言ってしまったけど、うちには何も来なかった。 ホ。
それもそうか…あの時名字しか言わなかったし 会社の住所に部署名も書かず「○○様」だったらまず届かないだろう。 わんさか社員を抱えたこの会社じゃ○○様がいっぱいいてまず無理。 いっぱいいてくれてありがとう。
電話って変な勧誘の手段に成り変わってきてるのが困りモノです。
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