彩紀の戯言
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2006年10月25日(水) ぴのこ日記 その3。

■ 救急救命士さん

私が入院しているのは公立病院。だからかな…。

手術当日の朝、麻酔科の先生と若いイケメンくんがやって来た。
先生は彼を救急救命士だと紹介し、
気管挿管(口から肺まで管を通す医療行為)の説明をし始める。

長いな…。

そして、イケメンくんはその認定取得を目指しているという。
認定を得るには病院実習を何十例もこなさなければならず…あーで、こーで。

言いたいことはわかってきたぞ…。
「あのぉ…単刀直入にどうぞ(笑)」と、私。

「今回の手術の気管挿管を彼にやらせていただけないかと…
 あ、いえいえ。半数の方が断っておられますので…」

「いいですよ」(きっぱり)

ふふん。なにしろ巨大なブツが入ってるからね(笑)。太っ腹な彩紀。
ドラマ「なーす あおい」で初期の気管挿管の重要性は理解しているつもりだ。
世のため。人のため。イケメンくんのためならば一肌脱ぐわ!
はなから、どうせ、すっぽんぽん!

ここで一善こなしておけば、私の未来も1ルクスくらいmore 明るいかもしれない。ではなく。
1日も早くイケメンくんが認定を取れば助かる命も増えるに違いないっ!!と、
オトナになったつもりが…。

「私って、そのときは意識ないですよね?」
「苦しくないですよね?」と、ついつい確認する私。
術後のお腹を暗示するかのように、若干、太っ腹ではない…。

「ありがとうございました。問題なく実習は終わりました。」と、
病棟に戻る頃、麻酔科の先生がお礼を言いに来た。

「いえいえ。お役に立てたようでよかったです。」と、答えたものの…

そんなことすっかり忘れてたわ(汗)。


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