彩紀の戯言
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2006年10月24日(火) ぴのこ日記 その2。

■ 手術ってヤツ

病院によっていろいろあるんでしょうが…
まさか自分で手術台に乗るとは思わなかった(爆)。
手術室って広いのねぇ。30畳くらいはありそう。

父親もそうだったけどドラマでもさぁ、ストレッチャーかベッドか何かに乗るのが
「いかにも!」ってカンジじゃない???
それが車椅子(←これも初めて)で中央手術室あたりまで運ばれて、
最後の最後は徒歩で手術室へ(笑)。後で書くけど救急救命士さんにごあいさつ。
で、マイセルフで手術台へよっこいしょ(爆)。

いつまで意識があるのかしら?って、怖くなっちゃったわよ。全身麻酔なのにっ!
手も足も固定されて、まさに「まな板の上の鯉」。むしろウナギかな。

「脳波を測定するために電極を付けますね〜!」…ど、どうぞ。
「点滴針からお薬入れますね〜!」…は、早くイかせてくれ!!
「酸素で〜す!深呼吸してくださ〜い!」…酸素なんて吸ってる場合じゃ…
す〜は〜。す〜…あれ?あごがしびれ……。だまされた(爆)。
はい、おちた!!←医龍のアベサダ風で





しーん。ざわざわざわ。音量、0から最大ってカンジ。突然の爆音。
覚醒と音の認識は同時じゃないのかなぁ…。
「彩紀さ〜ん!わかりますかぁ!!!」
「彩紀さ〜ん!終わりましたよぉ!!」

ステレオで喋られても…

「聞こえたら手を握ってくださ〜い!」
ん?どっち??まぁ、いいや。両方「にぎっ!」。

「○○です。上手くいきましたよぉ!」と唯一聞き覚えのある先生の声。
「あ…ありがとうございます…」と律儀な私。
「喋らなくていいですよぉ」
「あ、そ。」

で、手術室から出てきた私はすごい顔だったらしい(苦笑)。
いやぁ…苦しかった。何がかは、わからない。

呼吸はできてるのに口の中に何か入れられて邪魔で邪魔で仕方がない。
首が変に曲がってて気になって仕方がない。
スモーカなので痰が気になって仕方ないのだけど…ただの唾液だったらしい。
そんなこんなで…やっぱり「痛い」。かなり「痛い」。

今思えば、直後はものすごくパニックだったみたい。
汗がドッと噴き出して止まらない。看護師さんもびっくり。
流れる汗で電極が付かず、警報音?が鳴り響く。

んで。とにかく「痛い」。家族の顔を見てホッとするも痛みは減らない。
傷も痛いが、腰も痛い。背中を丸めたいけどお腹がパックリいきそうで怖い。もう、どうにもならない…。
痛み止めを何度か入れてもらい…痛みのないすばらしい幸せを感じたのは15時間後。
酒に強いのがいけないんだろうか(苦笑)。

看護師さんの話では陣痛のときの腰の痛みに匹敵するらしい。
子供も生んでないのになんだか損した気分(笑)。
まるで赤ん坊のようだった、わたし。痛い、苦しい、イヤだ、イヤだ…。

痛みも和らいだ頃、普通の病棟へ戻る準備が始まる。
赤ん坊のように体を拭いてもらうも、落ち着いた状態なので妙に恥ずかしい。
いろいろな管が抜け、パジャマに着替えさせてもらい元の状態へ近づいていく。

そしてベッドから車椅子にほぼ自力で移動し(鬼だな)、病棟へ。
戻ったら速攻で尿管を外してもらい完了!

昼ごろ(手術終了24時間後)、水分を取っていいと言われたので家族のモノと売店へ(爆)。
この行為がナースステーションで私を「話題の人」にした、と後で知ることになる。
もっとも、このときは鎮痛剤が効いていただけで、夕方には…ダウンしたのだが…。

ちなみに…コレを書いてる今は…術後3日目(笑)。


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