note
DiaryINDEXpastwill


2001年12月14日(金) 疑心暗鬼

今日は内定先のパーティーだった。
「卒論の息抜き」といいつつ、
しっかり2次会までいってしまった。
抜くほどの息もしてないくせに。

聞けば内定先にいつも厳しい記事を書くお隣の新聞社でも
忘年会があったとか。その新聞には先週末、朝刊一面
トップ記事でガツンとやられた。内定者は動揺し、
「すわ、もう一度就職活動か」なんて思ったり。

正直、立食パーテイーや大人数の中で会話するのは苦手だ。
だから今日も行くまではすこし憂鬱だった。
たくさんの人を惹きつけて、うまく会話を盛り上げる人を見ては、
うらやましいな、なんていつも思ったりしていた。

今日、同じようなことを、同期がポロリともらした。
周りにいつも誰かが集まっていそうな人だったので
意外な感じがした。けれど、少し肩の力が抜けた。

パンフレットだけで思い描いていた理想のように甘いもんじゃない
とは頭の中ではわかっていたけれど、やはり現実にそれに出くわすと、
理解するのに少し時間がかかってしまう。
理解は妥協とは違う。
そのことを意識し続けないと。

**************************************************************
他人の何気ない一言を気にしてしまう。
そう思う人は多いと思うし、自分自身そうだと思う。
けれど、自分でそうとわかりながら、他人に対して
思慮に欠けた言葉をかけてしまった事を後悔することが間々ある。

今日、明らかにいつもと違う様子の人がいた。
何かを抱えているかのようだった。
どうしたの、と一言かけたかった。
けれど、かけられなかった。

事情を何も知らない僕が声をかけたところで何になるのだろう。
何の力になれるのだろう。こんな僕の態度は「ネガテイブ」という
言葉で片付けられるものだろうか。
全ての人と仲良くする事なんてばかばかしい事なのだろうか。
それとも、ただ自分が嫌われたくないからなのだろうか。
八方美人の風見鶏?

ずいぶん前から心配の種だった今日が、自分にとっては心配していた
ほど悪くは無かったからこそ、逆に疑心暗鬼になってしまった。


おじゅん |MAILHomePage

My追加