エンターテイメント日誌

2007年03月12日(月) バブルの徒花(あだばな)

ホイチョイ・プロダクションズはバブルの徒花である。

ホイチョイがフジテレビと組んだ映画「私をスキーに連れてって」(1987年)の大ヒットは後のトレンディドラマ全盛期へと繋がっていく。最初のトレンディドラマといわれているのは浅野温子と浅野ゆう子の<ダブル浅野>による「抱きしめたい!」(1988年7月7日〜9月22日放送、フジ系)である。

さて、新作映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」はつまり、バブルの時期にぼろ儲けをしたホイチョイが「あの頃はよかったなぁ、あの日に帰りたい」とバブルを懐かしむ映画である。

コメディとしてはそこそこ笑える。それ以上でも以下でもない。バブル期を肯定的に捉えているか否かでこの映画の評価は分かれるだろう。筆者は後者。バブルの馬鹿騒ぎもトレンディドラマの薄っぺらさも大嫌い。ヒロスエにも生理的嫌悪感を感じるが、今回の映画ではコメディエンヌとしての魅力を、まあそれなりに発散していた。評価はD+


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雅哉 [MAIL] [HOMEPAGE]