2007年02月10日(土) |
一挙放出!新春、短評祭 |
「木更津キャッツアイ/ワールドシリーズ」評価:C- クドカン(脚本家:宮藤 官九郎)のホンは面白い。しかし所詮これはテレビドラマだな。
「ヘンダーソン婦人の贈り物」(←クリックで公式サイトへ)評価:B 大女優ジュディ・デンチ(007のM)が貫禄の名演。ミュージカル仕立てなのも○。
「鉄コン筋クリート」評価:C− セル画アニメとCGの融合が素晴らしく、技術的には見ごたえあり。しかし如何せん物語が陳腐で詰まらない。松本大洋の原作(漫画)に問題あり。絵は凄いけれど中身が空っぽ(つまり見掛け倒し)という意味で大友克洋の「AKIRA」を想い出した。
「不都合な真実」評価:B+ 今年のアカデミー賞ドキュメンタリー部門はこれで決まり。ためになるし、面白い。元米副大統領のアル・ゴアさんのユーモアを交えたプレゼンテーションの上手さに舌を巻いた。是非オスカー・ナイトでも彼のスピーチが聴きたい!
「世界最速のインディアン」評価:B+ アメリカという国は開拓者精神(Frontier Spirit)を持った者に対しては寛容なんだなぁとしみじみ想った。生きる勇気を与えてくれる映画。何が凄いって、こんな辺境の地でロケされた低予算映画に名優アンソニー・ホプキンスが出演していることだろう。彼の役者魂にブラボーの花束を。
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