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2003年07月04日(金) ■ |
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◆『Luminous』勅使川原三郎、スチュワートジャクソン、エヴロイ・ディア、イザベル・シャフォード、他 |
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勅使川原三郎、 佐東利穂子、 スチュワートジャクソン、 エヴロイ・ディア、 イザベル・シャフォード、 川村美恵、 吉田梓、 土井由希子、
渋谷のシアターコクーンで、勅使川原三郎氏の『Luminous』を観て来ました。 先日『コクーン歌舞伎』がやっていた同じ会場ですが、全く雰囲気が変わり、落着いたいつもの劇場に…。 ロビーは混んでいなかったのですが、椅子があまりに少ないので、買って来たサンドウィッチも立ち食い状態です。 座席はほぼ埋まっていましたが、1F後方は少し席が空いていました。
で、私は7月・8月公演のチケット貧乏におちいっていたので、一番安いコクーンシート(2Fの真横から見る席)を買ってしまったのですが、コレが大失敗!! (トホホだわ...) 舞台が見づらいにも限度があるぞー! 背もたれまでキチンと腰掛けたら、舞台の3分の1しか見えない。前に乗り出しぎみでも、全体の半分位しか見えない! 手すりも視界を遮るし、酷いもんだ!! そういえば『コクーン歌舞伎』の時は、この席の人たち立って見ていたような気がする…。(少なくても手すり邪魔状態からは逃れられる) でも、今日の観客はフツーに座って、我慢して見ていました。 そのような訳で、舞台がよく見えませんでしたので、レポは書けそうもありません。
ごく簡単に印象など…。 1部はノイズ音を工夫した音楽?で、モノトーン、(黒・白、或いは光りにあたる部分と影の部分)が特殊な照明でダンサーの美しい肉体にをよりいっそう浮かび上がらせていました。アクリル板も効果的に使用。 暗い舞台の上にはスクエア、サークルの形に照明で形を作り、その中でダンサー達が、ゆっくりと、時には急激に震えるような動きをしたり様々な動きに取り組んでいらっしゃいます。 何人かのダンサーが出演していますが、やはり勅使川原さんがダントツに良かったですね。 それと話題の全盲のダンサー(といっていいのか?)、スチュワートジャクソンも印象的。
2部はまず、暗いなかで緑色に蛍光する服をダンサーがまとい、一人にストロボor明かりがたかれると大きなボードにその肉体が転写される(カメラのように)という凝った技術を演出で使ったり、1部とは趣が変わった印象を持ちました。蛍光素材は暗い舞台の中とても美しく見えます。
一番最後は勅使川原氏が踊っている中、スチュワートジャクソンが登場し、その無垢さが何ていうか天上界のような雰囲気を作り出して、清らかな気分になりました。彼はずっとくるくる回転する動きをしていても全くふら付かず、踊.る位置も全く間違えないのね。すごいなぁ…。 音楽もノイズィーなものではなくなり心地良い感じ。 最後はダンサー達へ観客の皆さんが、長いこと拍手を送っていました。
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