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先日、細々とした雑貨を100円ショップに買い物に行ってびっくり。 ふと見た棚に、夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・宮沢賢治・森鴎外…と、ずらり近代日本文学が並んでいます。
100円ショップの本には、なかなか見応え、読み応えのある本があるのですが、今度は文学?漱石(『坊ちゃん』)、賢治(『銀河鉄道の夜』)あたりが売れていました。小説だけではなくて、萩原朔太郎・島崎藤村・北原白秋など詩集あり、俳句・短歌まで30巻もあります。
「読みやすさを重視した大きめの文字」というのが、曲者で、大きな字はちょっと読みにくい。でも、これが詩集とか俳句になると、確かに行間まで読めるような気がして、いい感じでした。 結局、一度はきちんと読んでみようと朔太郎の『青猫』と、大好きな種田山頭火の『草木塔』を携帯用(?)に買いました。
おみやげに新美南吉ファンのMにも一冊。童話も、大きめの字はおすすめですね。おなじみの『ごんぎつね』やMのおすすめの『最後の胡弓弾き』『おじいさんのランプ』など8編が収録されています。欄外には注釈付き。
そうそう、以前買って、そのDEEPさに驚いたのは実用本シリーズで『猫の飼い方』や『リトリバーの飼い方』についての本。その薄さに反して、意外に情報が濃い。必要な基本から、この本を読まなければ絶対に知らなかったマニアックな知識まで、充実の内容でした。 でもまあ、それを読んだからといって、うちのマオやロッキーたちの生活が変わったわけではないですが。
私はまだ、買ったことがありませんが、漫画の復刻や推理小説、ロマンス小説まで、なんだか、100円の可能性について(笑)再認識させられる空間が広がっています。
ところで、この『近代日本文学選』シリーズ、WEBの電子図書館『青空文庫』からのダウンロードとのこと。これが、安さの秘密?それならぜひ、黒岩涙香の『幽霊塔』も出版してほしいと。できれば、もっと小さな字で。 無理な願い? (シィアル)
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管理者:お天気猫や
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