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デパートからリサの家にやってきた、 みどりのコールテン(コーデュロイ)ズボンをはいた ぬいぐるみのくま、コールテンくん。
あのときははらはらさせられたけど、 その後の話もやっぱり気になる。 この絵本は、コインランドリーへと歩くリサと お母さん、そして「コーちゃん」と呼ばれる コールテンくんの姿から始まる。
そこでコーちゃんは、みんながポケットを
もっているのに、自分だけはポケットがない!
ことに気づいてしまう。
これは、なんとかしなくちゃ。
何をしても絵になってしまうコールテンくんだが、 ポケットをさがしてうろうろしたり、 迷子になって洗剤を浴びる姿は、 くまのぬいぐるみらしくて、ほっぺたが落ちそうに なってくる。
コーちゃんは、リサと再会して、 ほしかったポケットをつけてもらう。 最後にコーちゃんがひたる幸せは、 絵本を読んでいる子たちみんなが感じる あたたかいお湯のようなものなのだろう。 リサがちゃんとコーちゃんのほしいポケットを 知っていた、という大満足のおまけつきで。
お誕生日にあれがほしいな、って ひそかに思っていたら、お父さんが 確かにそのほしかったものを 手渡してくれたかのように。 (マーズ)
『コーちゃんのポケット』 著者:ドン・フリーマン / 訳:西園寺祥子 / 出版社:ほるぷ出版
2002年02月14日(木) ☆個性。
2001年02月14日(水) ☆ 恋人は、「時」の彼方から
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管理者:お天気猫や
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