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ピンクのリボンがかわいい、ちっちゃなリリーと ぬいぐるみのブルーカンガルーは、 大人たちからの『ぬいぐるみプレゼント攻撃』を どんなふうにくぐり抜けるのだろう?
大人はついつい、子どもが大事にしているものを いくつも与えれば喜ぶのだと思ってしまう。 何回もそれで遊ぶのは喜ぶけれど、 何回も遊びなさいともらうのはちがうのだ。
目にすると、まっさきに明るい色彩がとびこんでくる 大判の絵本。 とりわけ、ブルーのカンガルーをきわだたせる 計算された色づかいにも酔ってしまう。
子どもはお気に入りの絵本を何度も何度も 読んでもらいながら、絵本の世界を体験している。 主人公のブルーカンガルーが 見捨てられたりはしないだろうか? ほかのぬいぐるみにくらべて ほんとうにそれほど魅力的なんだろうか? と心配になったりしながら。
だいじょうぶ、ブルーカンガルー。 気持ちはいつでもピンクでいられる。 受け入れることしかできないぬいぐるみの身の上でも、 ちゃんと気持ちは通じているから。
だいすきなブルーカンガルー、 いつまでも一緒にいようね。 (マーズ)
『だいすきよ、ブルーカンガルー!』 著者:エマ・チチェスター・クラーク / 訳:まつかわまゆみ / 出版社:評論社
2002年02月12日(火) ☆街のワンダーランドにて。
2001年02月12日(月) ☆古いエイビーロード。
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管理者:お天気猫や
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