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夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2002年02月12日(火) --

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☆街のワンダーランドにて。

読書好きのワンダーランド、「本屋さん」 本を買うのはネットが多いし、時に職場に出入りしている本屋さんに 注文することもある。だから、本屋さんに行くことは滅多にない。

先日、思いの外、仕事が早く終わり、帰り道、本屋さんに寄った。 郊外型の書店なので、雑誌・漫画・ビジネス書が中心だけれど、 それなりの規模があるので、一般書籍・児童書もそれなりに取り扱っている。

久々の本屋さんなので、通路を行ったり来たり、 お目当ての本を探して、棚をわくわく、かつ、厳しい目でチェック。 ない。。。 あるはずのところにない。 コーナーを隅から隅へとさらい、棚の奥まで疑い深くひっくり返す。 背表紙を見、取り出して表紙をチェックし、さらに裏表紙まで確認する。 …違う。これじゃない。 探していた『ミッケ!ゴーストハウス』はなかった。

→※『ミッケ!』シリーズ
 私の持っているのは、クリスマス編。  どの本も、それぞれのテーマに従った、  絵本の中のかくれんぼ。  いろいろな雑貨−大きなものから小さなものまで−を  にぎやかに振りまいた楽しい写真の絵本。  各ページの雑貨ばらまき(!)写真の中から、  「赤い鳥三羽をさがそう」とか、  「割れたクッキーのサンタさんは?」という  楽しい質問に答えて、目を皿のようにして探すのです。  見つかれば、もちろん「ミッケ!」  小さな子どもから、大人までわいわいと  まるでカルタのように楽しめます。  雑貨好き、小物をじゃらじゃら集めるのが好きな私は、  ごちゃごちゃしたこの写真・ゲーム・ブックが大好きです。  大人でも、つい、見入って、各ページの探し物に  熱中してしまいます。

落胆しつつ、次の棚へ。
探し物は見つからなかったが、次々と、目を引く本が。 棚を行きつ戻りつするたびに、胸にしっかとかかえる本が増えていく。 30分後、財布の中身が心配になり、もう、カードねと。 WEBデザインの本や、経済の本、話題の本やら、旅行、癒し系…と。

郊外型の大型書店であるこのお店では、 多少はあるとはいえ、ファンタジーにしろ文芸書にしろ、 今売れている本、話題の本、その関連本が主体である。 よく見ると、どの本も同じような本ばかりに気が付いてくる。 今の流行の本。

「不況になると、漫画の文庫本化が盛んになる。」 ずいぶん前に、そう何かで読んだ。 確かに、記憶の中で書店の棚を文庫化された漫画がにぎわす時は、 「不況」であった。 買おう、買おうと思っていた、漫画の文庫本が、 バブルの時に消えてしまい、とても残念に思ったと同時に、 「不況=漫画の文庫本化」は正しかったと、そう思った。 そしてまた、この不況の底で、新たに文庫化されて、 嬉しいような、嬉しくないような再会を果たすことができた。

書棚を観察すると、 『○○とアンチ○○』『○○と××』という 二元的なタイトルの本が溢れている。
私も『古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家』や 『ひ弱な男とフワフワした女の国日本』は読んだ。 それから、『○時間でわかる△△』『すぐわかる□□』 経済やら政治やら歴史を短時間で解説する本。 …私も持っている。
『手にとるように国際情勢がわかる本』(かんき出版)
『世界の民族・宗教がわかる本』(こう書房)
癒し系のタイトルも、整理術のタイトルも、よく似ている。 大ヒットした本を模倣するのだろう。 ビジネス書ももちろんである。 成功術を語る本、生き方・習慣を変えるための本、 有名な「チーズ本」たち、あまりに似たり寄ったりなので、 もう、タイトルは覚えていない。

書店を隅から隅へと歩き回っているうちに、 満足感とともに、徐々に最初の興奮も過ぎ去り、 レジに行く頃には、手元に残った本は結局、一冊だった。 『世の中なんでも経済学』

→※『世の中なんでも経済学』
 今はやりの”よくわかる経済本”を読むための入門書。  私は見たことがないけれど、十代の子どもたちを対象にした  NHK教育テレビ「世の中なんでも経済学」の書籍版。  子どもに言って聞かすように、  (って、まさにそういう番組なのだろうけど)  身近な例をあげながら、じっくり詳しく、  経済の基礎の基礎、いつも耳にする知っているようで、  説明を求められるとまごつくような、そんな経済  (お金のしくみ)の基本を解いてくれています。

(シィアル)


□『世の中なんでも経済学』
  著者:NHK教育テレビ「世の中なんでも経済学」編 /   構成:和田奈津子 / 出版社:ワニブックス
□『ミッケ!』シリーズ
  著者:ウォルター・ウィック, ジーン・マルゾーロ   訳者:糸井重里 / 出版社:小学館
 ・ミッケ!いつまでもあそべるかくれんぼ絵本
 ・ミッケ!( びっくりハウス ) 2
 ・ミッケ!( クリスマス ) 3 ←オススメ!
 ・ミッケ!( ミステリー ) 4
 ・ミッケ!( ファンタジー ) 5
 ・ミッケ!( ゴーストハウス ) 6
 ・ミッケ!( たからじま ) 7 ←最新刊

■『チーズ本』とその仲間たち?(こんなにあった!)
 ・『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社)
 ・『バターはどこへとけた?』(道出版)
 ・『チーズはここにあった!』(広済堂出版)
 ・『チーズはだれが切った?』(鹿砦社)
 ・『ひまわりの種はだれが食べた?』(中央アート出版社)
 ・『人生はバターの夢』(扶桑社)1996年出版・品切れ
  ※一見仲間のように見えて、全く無関係だった本。
   少年の目から見たNYの下町を舞台にした小説らしい。
■心惹かれる「整理術」の本
 ・『「捨てる!」技術』(宝島社新書)←出発点
 ・『「捨てる!」コツのコツ』(ワニ文庫)
 ・『捨てる・残す・収納する』(Kawade夢文庫)
 ・『「捨てる!」決心「捨てる!技術」だけでは捨てられない』   (主婦と生活社)
 ・『「捨てる!」快適生活』(三笠書房)
 ・『「捨てる」+「アイデア収納術」でシンプルライフをはじめる本』   (メイツ出版)
 ・『ドイツ式シンプルに生活する収納・整理・そうじ術家の中の    「捨てる」技術』(小学館)
 ・『捨てずに生かす家事の技術きょうから素敵な暮らしがはじまる』   (主婦と生活社)
 ・『節約生活のススメ』(飛鳥新社)
 ・『ゼロからの節約生活』(雷韻出版)
 ・『イギリス節約生活』(光文社)
 ・『「捨てる!」快適生活』(三笠書房)
■すっきり、きっぱり「二元的」タイトルの本
 ・『他人をほめる人、けなす人』(草思社)
 ・『古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家』(大和書房)
 ・『ひ弱な男とフワフワした女の国日本』(草思社)
 ・『儲ける社長堕ちる社長』(PHP研究所)

※みなさんは、タイトルから、何が見えてきますか?

2001年02月12日(月) ☆古いエイビーロード。

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