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読書好きのワンダーランド、「本屋さん」 本を買うのはネットが多いし、時に職場に出入りしている本屋さんに 注文することもある。だから、本屋さんに行くことは滅多にない。
先日、思いの外、仕事が早く終わり、帰り道、本屋さんに寄った。 郊外型の書店なので、雑誌・漫画・ビジネス書が中心だけれど、 それなりの規模があるので、一般書籍・児童書もそれなりに取り扱っている。
久々の本屋さんなので、通路を行ったり来たり、 お目当ての本を探して、棚をわくわく、かつ、厳しい目でチェック。 ない。。。 あるはずのところにない。 コーナーを隅から隅へとさらい、棚の奥まで疑い深くひっくり返す。 背表紙を見、取り出して表紙をチェックし、さらに裏表紙まで確認する。 …違う。これじゃない。 探していた『ミッケ!ゴーストハウス』はなかった。
→※『ミッケ!』シリーズ
私の持っているのは、クリスマス編。
どの本も、それぞれのテーマに従った、
絵本の中のかくれんぼ。
いろいろな雑貨−大きなものから小さなものまで−を
にぎやかに振りまいた楽しい写真の絵本。
各ページの雑貨ばらまき(!)写真の中から、
「赤い鳥三羽をさがそう」とか、
「割れたクッキーのサンタさんは?」という
楽しい質問に答えて、目を皿のようにして探すのです。
見つかれば、もちろん「ミッケ!」
小さな子どもから、大人までわいわいと
まるでカルタのように楽しめます。
雑貨好き、小物をじゃらじゃら集めるのが好きな私は、
ごちゃごちゃしたこの写真・ゲーム・ブックが大好きです。
大人でも、つい、見入って、各ページの探し物に
熱中してしまいます。
落胆しつつ、次の棚へ。
探し物は見つからなかったが、次々と、目を引く本が。
棚を行きつ戻りつするたびに、胸にしっかとかかえる本が増えていく。
30分後、財布の中身が心配になり、もう、カードねと。
WEBデザインの本や、経済の本、話題の本やら、旅行、癒し系…と。
郊外型の大型書店であるこのお店では、 多少はあるとはいえ、ファンタジーにしろ文芸書にしろ、 今売れている本、話題の本、その関連本が主体である。 よく見ると、どの本も同じような本ばかりに気が付いてくる。 今の流行の本。
「不況になると、漫画の文庫本化が盛んになる。」 ずいぶん前に、そう何かで読んだ。 確かに、記憶の中で書店の棚を文庫化された漫画がにぎわす時は、 「不況」であった。 買おう、買おうと思っていた、漫画の文庫本が、 バブルの時に消えてしまい、とても残念に思ったと同時に、 「不況=漫画の文庫本化」は正しかったと、そう思った。 そしてまた、この不況の底で、新たに文庫化されて、 嬉しいような、嬉しくないような再会を果たすことができた。
書棚を観察すると、
『○○とアンチ○○』『○○と××』という
二元的なタイトルの本が溢れている。
私も『古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家』や
『ひ弱な男とフワフワした女の国日本』は読んだ。
それから、『○時間でわかる△△』『すぐわかる□□』
経済やら政治やら歴史を短時間で解説する本。
…私も持っている。
『手にとるように国際情勢がわかる本』(かんき出版)
『世界の民族・宗教がわかる本』(こう書房)
癒し系のタイトルも、整理術のタイトルも、よく似ている。
大ヒットした本を模倣するのだろう。
ビジネス書ももちろんである。
成功術を語る本、生き方・習慣を変えるための本、
有名な「チーズ本」たち、あまりに似たり寄ったりなので、
もう、タイトルは覚えていない。
書店を隅から隅へと歩き回っているうちに、 満足感とともに、徐々に最初の興奮も過ぎ去り、 レジに行く頃には、手元に残った本は結局、一冊だった。 『世の中なんでも経済学』
→※『世の中なんでも経済学』
今はやりの”よくわかる経済本”を読むための入門書。
私は見たことがないけれど、十代の子どもたちを対象にした
NHK教育テレビ「世の中なんでも経済学」の書籍版。
子どもに言って聞かすように、
(って、まさにそういう番組なのだろうけど)
身近な例をあげながら、じっくり詳しく、
経済の基礎の基礎、いつも耳にする知っているようで、
説明を求められるとまごつくような、そんな経済
(お金のしくみ)の基本を解いてくれています。
(シィアル)
□『世の中なんでも経済学』
著者:NHK教育テレビ「世の中なんでも経済学」編 /
構成:和田奈津子 / 出版社:ワニブックス
□『ミッケ!』シリーズ
著者:ウォルター・ウィック, ジーン・マルゾーロ
訳者:糸井重里 / 出版社:小学館
・ミッケ!いつまでもあそべるかくれんぼ絵本
・ミッケ!( びっくりハウス ) 2
・ミッケ!( クリスマス ) 3 ←オススメ!
・ミッケ!( ミステリー ) 4
・ミッケ!( ファンタジー ) 5
・ミッケ!( ゴーストハウス ) 6
・ミッケ!( たからじま ) 7 ←最新刊
■『チーズ本』とその仲間たち?(こんなにあった!)
・『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社)
・『バターはどこへとけた?』(道出版)
・『チーズはここにあった!』(広済堂出版)
・『チーズはだれが切った?』(鹿砦社)
・『ひまわりの種はだれが食べた?』(中央アート出版社)
・『人生はバターの夢』(扶桑社)1996年出版・品切れ
※一見仲間のように見えて、全く無関係だった本。
少年の目から見たNYの下町を舞台にした小説らしい。
■心惹かれる「整理術」の本
・『「捨てる!」技術』(宝島社新書)←出発点
・『「捨てる!」コツのコツ』(ワニ文庫)
・『捨てる・残す・収納する』(Kawade夢文庫)
・『「捨てる!」決心「捨てる!技術」だけでは捨てられない』
(主婦と生活社)
・『「捨てる!」快適生活』(三笠書房)
・『「捨てる」+「アイデア収納術」でシンプルライフをはじめる本』
(メイツ出版)
・『ドイツ式シンプルに生活する収納・整理・そうじ術家の中の
「捨てる」技術』(小学館)
・『捨てずに生かす家事の技術きょうから素敵な暮らしがはじまる』
(主婦と生活社)
・『節約生活のススメ』(飛鳥新社)
・『ゼロからの節約生活』(雷韻出版)
・『イギリス節約生活』(光文社)
・『「捨てる!」快適生活』(三笠書房)
■すっきり、きっぱり「二元的」タイトルの本
・『他人をほめる人、けなす人』(草思社)
・『古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家』(大和書房)
・『ひ弱な男とフワフワした女の国日本』(草思社)
・『儲ける社長堕ちる社長』(PHP研究所)
※みなさんは、タイトルから、何が見えてきますか?
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管理者:お天気猫や
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