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知識欲、とは言っても、雑学本のたぐいであるが。 「学校では教えない」というサブタイトルの付いた 地理の雑学ネタの本である。 それでも、手軽に楽しめ、ちょっと物知りになったような、 得した気分になれるから、たまにはいいかもしれない。
最初から最後まで、きっちり、じっくり読むよりは、 目次をざっと見渡し、ページをぱらぱらとめくり、 気になるページを開く。 よく知っているようで知らなかった憧れの国を いつもと違う角度から、ちらりと眺めてみる。 あるいは、全く興味を持ったことのなかった国々の、 思いも寄らなかったユニークな一面。 傍らに地図があれば、地図を開きながら、 ちょっとした、世界旅行を楽しんだりもできる。 教科書はもちろん、 旅行ガイドにも載っていないような「もうひとつの顔」。
随分前にニュース番組で、中国のある街を取り上げていた。 そこでは、秋(ちょうど今頃)になると、 海から川への大逆流が起こり、 波がクロスするというスペクタルな現象が起きるそうだ。 毎年、中国各地から見物人が集まり、 例年、大混乱の見物人の何人かが、 川やら海やらに落っこちるという事故も多いというような報道。 杭州地方ということしか覚えていなかったが、 そのことも取り上げられていた。 杭州湾の河口・銭塘江のことであった。
→ 参考サイト
杭州市旅游局公式サイト
http://www.xitong.net/hztour/top.html
(2001年9.10.11月の銭塘江逆流日程、掲載)
満月の日、海から大逆流が起こる川とは?
『世界地図の楽しい読み方<2>』
もちろん、雑学本なので、 おもしろおかしく脚色され、 当然学術的というよりは、表層的な書き方である。 それでも、知的好奇心もちょっぴり満たされるし、 世界の多様性に触れることもできる。 ほんとうに、世界はいろいろなのだ。 ひとくくりにはできないし、してはいけない。 そんな大仰なことを考える必要はもちろんなくて、 ただ、ふんふんと、感心しながら ページをめくり楽しむライトな本。
・南極大陸はいったい誰のもの?
・ヒマラヤ奥地の知られざる王国はなぜ消えた?
・スペインの南端の岩山にイギリスがサルを増やし続けるわけ
・中国の重慶にはレモンジュースの雨が降る?!
・ヨーロッパに降る赤い雪の秘密とは?(引用)
(シィアル)
『学校では教えない 世界地図の楽しい読み方』 編集:ロムインターナショナル / 出版社:河出書房新社(文庫と大型本あり)
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管理者:お天気猫や
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