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夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2001年08月08日(水) --

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☆本の読み過ぎ。

ここで書いている書評は、  (私は「読後の思い」と呼んでいるが) ストックが何本かあることもあるが、 だいたいにおいて、その日暮らしの自転車操業である。 だいたいにおいて、電話等でMと、 今日どうする? 今日のある? ない? じゃあ、何とかする。 と、UP直前に、魔法のように編み出している。

でも。 そううまくいかない日もある。 今日がそうである。 じゃあ、今日は私がと。 引き受けたはいいが、 昨日の『ヴァン・ゴッホ・カフェ』と違い、 (昨日は快調だった。) 今日は、詰まっている。

唐突だが、多分。 落雷でモデムがダメになったショックもある。 昨日から今日にかけて、頭の中の95%は、 これをどう解決しようかという悩みに占められている。 だから、落ち着いて集中して、 思いをまとめることができない。

それから。 何と言っても。 最近、本を読みすぎているのだと思う。 後から、後から、やって来る、新たな感動や興奮に、 その前に読んだ本へのあれこれの思いが、 新しい本のために、上書きされていってしまう。 あまりにもったいないことだと思っている。

さらに。 本を読むスピードも加速度的に速くなってしまうのも いけないと思う。 じっくりと、行間を読むひまがないのだ。 ずっと昔読んだ、椎名誠のエッセイに、

―友人の○○は、30分で推理小説を読み終わるが、
惜しむらくは、犯人をしばしば間違えている―

という一文があった。 最近よくこの一文について思うのだが、 まさに、今の私である。 流石に、30分で読み終わる、ということはないが、 乱読、速読で、ふっと振り返ってみると、 とどのつまりの結論をすっぽり忘れていることが多い。 それこそ、あれ、犯人って誰だっけ? 結局、一番大切なことって、何て言ってたっけ。 首を傾げ、頭の中で本のページを繰っている。 まったく、愚かしいことである。自分ながら。

そう。 だからこそ、こうやって、しばし、立ち止まり、 思いをめぐらしながら、今日読んだ本について、 何かを書きつけておく時間は、 私にとってはとても大切である。

この書評(あるいは読後の思い)の書き方は、 三者三様で、私のスタイルは、 自分の思い(あるいは、First Inpression)を ☆印で1行に集約することである。

ずいぶんと考え、結局、あちこちと思いは彷徨い、 今日のところは形にならなかった。 そう遠からず、ということで。とりあえずの、今日の思い。

『バッテリー』 ☆ 少年の越えるべきハードル。
『氷の天使』 ☆ 面白いのか、面白くないのか、よくわからない。
『カラフル』 ☆ そう、人生は、いろんな色であふれている。

思いの集約はできたのだが。 なかなか、細部がまとまらない。こういう日もある。(シィアル)

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