HOME*お天気猫や > 夢の図書館本館 > 夢の図書館新館
ブレンターノは『ローレライの伝説』で知られる 後期ドイツロマン派の詩人・作家。 ツヴェルガーは現在を生きるオーストリアの画家。
表紙を見ただけで、イタリアンメルヒェンの ただならぬ予感にふるえる。 ばらの木を、たぶんお姫さまであると思われる ドレスを着た髪の長い女性が、 今跳び越えたところ。 タイトルから見て、ばらの木は 王子さまらしい。
この物語のなかには、 ラプンツェルやら、 眠り姫やら、 人魚姫やら、 シンデレラやら、 青ひげやら、 もしかすると星の王子さまになったかも しれない、ばらの木の種すら潜んでいる。
王子さまはどうして ばらの木になってしまったのだろう? お姫さまと王子さまは どうなってしまったのだろう? 時間を超えて一冊の絵本になった 作家と画家の空想力は、 その答えを教えてくれる。 そして、そこに仕込まれた新しい謎に こころはさまよってゆくのである。(マーズ)
『ばらになった王子』 著者:クレメンス・ブレンターノ / 画:リスベート・ツヴェルガー / 出版社:冨山房
>> 前の本 | 蔵書一覧 (TOP Page) | 次の本 <<
管理者:お天気猫や
夢図書[ブックトーク] メルマガ[Tea Rose Cafe] 季節[ハロウィーン] [クリスマス]