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これは、京都の老舗茶処、一保堂さんの お店にあるお茶のリーフレット。
20cm*10cmくらいの細長い縦形で、表に季節の花の絵、 裏にはお茶にまつわるあれやこれやが 楽しく記されている。
無料の販促ツールでありながら、 何十枚か番号通りに束ねたものも用意されていて、 さながらお茶の本をもらったようなうれしさ。 こんなにたくさんもらっていいのだろうか? と気になりつつも、束でもらってきてしまった。 素材にこだわるお客さんの仕事をしているとき、 ついつい出してきて読んでいる。 もっとやさしい気持ちで書かなければ、と思いながら。
こういう場合、店主が原稿を書いていたり 適当にワープロやパソコンで作ってしまうことも 多いけれど、きちんとプロのコピーライターや デザイナー、イラストレーター(あるいは販促の プロも加わって)の力を集めて仕上げられた、 一服の銘茶のごとき、ひとつづり。
お客さんにお茶を売るのがお茶やさんの仕事。 それは、どんなお茶やさんだってやっていること。 そして、お茶の世界の奥深さ、 お茶のある暮らしの楽しみを やさしくしかもお洒落に教え広めるのは、 余裕を見せることの許される老舗の 果たすべき役割でもある。(マーズ)
『茶の葉言の葉』 / 発行:一保堂茶舗
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管理者:お天気猫や
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