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■■■ 冷静と情熱のあいだ
■■■ 2004年09月25日(土)
病院に勤務していると、しょっちゅう救急車がやってくるわけです。
なので、消防本部からの連絡を受ける事は日常茶飯事なのですが。
たまに。
緊急で”より専門的な治療”が必要な患者さんを、他の医療機関へ紹介せざるを得ない場合など、我々が119番をダイヤルして救急車を呼ぶ場合もあるんです。
ほら。 110番とか119番なんて、普通しないじゃないですか。 だから、いくら仕事とはいえ結構緊張しちゃうんですよね。
ちなみに、俺。 過去に(職場から)110番を1回、119番を2回したことがあります。
■3回目の119番■
先日、当直をしていた時の事です。
時間は、午後9時頃だったでしょうか。
救急外来に来ていた患者さんを、他の病院に急いで搬送する事になりました。
当直医は「診療情報提供書」を書き、家族に状況を説明しています。
看護師は、他の患者さんに事情を説明しながら問診を取っています。
なので、当然(?)俺は救急車に同乗する当直医の代わりに診察をする医師に連絡を取りつつ、119番をダイヤルしたわけです。
こんな時、いくら緊急とはいっても冷静さを失ってはいけません。
理路整然と救急本部の方に事情を説明しないと、変に混乱を招いてしまいます。
過去にもこういった経験をしているわけですから。
・ ・ ・
プルルルルルル− プルルルルルル−
はい、福島市消防本部です。 火災ですか?救急ですか?
救急です。 こちら○○病院ですが、△△病院まで患者さんの救急搬送をお願いします。
わかりました。
患者さんのお名前は、○○○○さん。(男性) 昭和○○年○月○日お生まれの方で、病名は○○症です。 意識はクリアーで、○○は ○○で ○○です。
同乗される方は?
医師が同乗します。
はい、わかりました。 今から、そちらへ向かいます。
では、よろしくお願い致します。
といった具合に、必要な情報を最低限の言葉で説明しましたね。
医療に携わる人間としては、当然のことですがね。
流石にある程度経験しないと、こうは出来ません。 (経験するといっても、こんな場面に遭遇しないと出来ないわけですけど。。。)
ま・当然の事ですよ。 (プロですから・・・笑)
遡る事、約1分前。
・ ・ ・
プルルルルルル− プルルルルルル−
プルルルルルル− プルルルルルル−
プルルルルルル− プルルルルルル−
どうしちゃったのよ、119番。 なんで、出ないわけ??
プルルルルルル− プルルルルルル−
プルルルルルル− プルルルルルル−
プルルルルルル− プルルルルルル−
普通、こんなに待たせるかよ! まいったなぁ〜
プルルルルルル− プルルルルルル−
プルルルルルル− プルルルルルル−
プルルルルルル− プルルルルルル−
はいはい、お待たせしました。 医療相談室ですっ。
はいっ!? 相談室??
残業、お疲れ様。 ガシャ。
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