桜桃日記 ami
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2003年12月15日(月) お手伝いの功罪。



自分で、「自分の娘はほとんどお手伝いをしない」と日記に書いたら、急に遠い過去がよみがえってきた。

今から20年以上前のOL時代のことである。
新人の女子社員が配属されてきた。
新人とは言っても、短大卒業後、2年社会人経験のある22歳の中途採用者。
そいつが、なかなか曲者だった。
「制服をクリーニングに出して来てください」とお使いを頼むと「すみません。クリーニングってどうやって出すんですか。やり方を知らないんですけど。」と平気で聞いてくる。
今までどうしていたのか尋ねると、全部お母様がやってくださっていたんだとか。
給湯室でお茶を入れるよう頼んだら、ガスの点火の仕方が分からないと来た。
何から、何までいちいちこちらが教え込まなきゃいけない中途採用者に期待される即戦力のかけらも持ち合わせていない奴だった。


だけど、一番焦ったのは、男性二人のお客様の宿泊の予約を頼んだ時のことである。
彼女が、ホテルのフロントとやり取りしている電話の声がだんだん大きくなってきた。
なんだろう?と聞き耳を立てていたら、いきなり彼女が叫んだ。

















ええ、だから二人泊まるんでダブルでお願いします!!








勿論、あわてて彼女の受話器を取り上げて、丁重にダブルはお断りし、シングル2部屋の予約に変更しましたが・・。

たかがお手伝い、されどお手伝いです。
そういえば、確か彼女、22歳になっても「自分で生理用品を購入したことが無い」って言ってましたっけ・・。
ちょっと、怖い・・・・(^_^;)





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