安心毛布
    

2002年07月16日(火) そんな私

うちの会社はかなり老朽化している。
もともと、つぎはぎをしたような建物・設備なんだけど・・・
今の事務所も、元は車庫だったらしい。社内の机やイスなどは全てリサイクルショップで調達。台所の食器類にしても、社長宅で要らなくなったお下がり。まぁ、いいんだけどさ。

で、最近御手洗いのドアノブが壊れた。鍵がかからないのだ。
御手洗いと言っても、田舎のおばあちゃんちにあるようなもの。一応、水洗なのが救いかな。でも実は汲み取り式のような気もするが。
要は男性用と女性用が隣り合っていて、たまにかち合う。トイレから出たときに、他の男の人がいるとぎょっとする。そういうときは、ぴゅーっと背後を通り抜けて事務所へ戻る。

そんな御手洗いの鍵がかからないのは、とてもスリリング。だから、総務課長に進言してみた。
「三谷さーん、御手洗いのカギ直してくださいよー」
「ちゃうねん、教えたろ。おいでおいで」
カギを閉めるにはコツがあると言う総務課長の後をついて行った。
「これな、ここをこうしてあーして・・・」
確かに、課長の言う通りにするとカギはかけられる。
が!
「これな、スプリングがいかれとるだけや」
「そういうのを壊れてるって言うんですよっ」
「そうなんか?」
「そうですー!!!」
「しゃーない、ドアノブ買ってきて、わしが直すわ」
「頼みますよー?」

そんな御手洗い。
そんな会社。
そんな課長。

机に戻ってきたら、若鮎が置いてあった。
夏だねぇ・・・

16:23 02/07/16

2001年07月16日(月) 夜中に読むと怖いかもよ?