マグマ大使には、フォーリーブスの江木敏夫が出ている。 困った時にマグマ一家を呼ぶという重要な役で、露出度からするとほとんど主役のようなものだ。 この頃からジャニーズは、今のようにメンバーに主役を張らせていたわけだ。
さて、その江木だが、ぼくはこれまでマグマ大使のドラマが終了した後に、フォーリーブスに参加したと思っていた。 ところが調べてみると、マグマ大使が始まったのは昭和41年7月で、フォーリーブスの結成は同年10月になっている。 ということは、ほとんど同時進行だったということになる。
それを調べている時に、これまで気にもしてなかった江木の歳を初めて知った。 昭和27年生まれで、ぼくより5つ上だ。 マグマを見た限りでは、ぼくとあまり年が離れてないような気がしていたが、実はあの時、もう14歳になっていたわけだ。 歳がわからなかった原因は、ぼくに見る目がなかったのではなく、あの幼い顔と半ズボンにあったと思う。 マグマを見た限りでは、とても14歳には見えない。
ところで、マグマを見ていると、江木は七三分けしている。 髪の薄い人が、サイドの髪を無理矢理上に持ってくるような分け方で、えらくおっさん臭く見えるのだ。 童顔に薄毛分け。 昔からぼくは、マグマ大使の中の江木に対して違和感を持っていたが、こういうところに理由があったのかもしれない。
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