今月からスカパー!で、『マグマ大使』をやっている。 もちろんオリジナル版、ぼくが小学3〜4年生の頃に放映していたものだ。 マグマ大使は、あの頃のぼくの憧れで、オープニング曲を聴くと、今でも勇気がわいてくる。 同時期にウルトラマンをやっていたのだが、なぜかぼくはウルトラマンには興味を抱かなかった。 おそらくは、人間離れしたあの目が嫌いだったからだと思う。
さて、マグマ大使だが、今日ようやく、先日録画していた第一話を見た。 最初は胸躍らせて見ていたが、そのうちだんだん情けなくなってきた。 マグマがえらくちゃちなのだ。 ガムにいたってはさらに酷く、まるでグリコのおまけである。 また、それらロケットが空を飛ぶ時は妙な揺れ方をしているし、これまでは模型だと思っていた箇所が、実はマンガだったりしたのだ。 小学生の頃、ぼくはこんなちゃちなロケットが、マンガの上を飛ぶようなにドラマに目を輝かせていたわけだ。 CGに慣れた現在の目で見ると、あれはお笑い以外の何ものでもない。
ところで、このドラマの悪役はゴアであるが、初めてゴアの顔を見た時のインパクトはすごかった。 怖ろしくて夢にまで出てきたのだ。 あの顔は、ぼくが持っている悪役のイメージの中でナンバー1だろう。
余談だが、オーム真理教の麻原彰晃を初めて見た時、ぼくはすぐにゴアを思い浮かべた。 おそらく「こいつは悪役だ」と直感的に思ったのだろう。 ところが、今見直してみると、麻原の顔はゴアではなく、アース(マグマの生みの親)のほうに似ているのだ。 どこかで記憶が混線していたのかもしれない。
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