頑張る40代!plus

2006年06月27日(火) 今年最初の珍客

嫁ブーが、バルコニーで干してある洗濯物を取り込んでいる時だった。
突然大きな声で「しんちゃん、来て」と言った。
「どうしたんか?」
「あれ見て、あれ」
「どれ?」
「網戸のところ」
言われるままに見てみると、おお、お客さんがいるではないか。
今年最初の珍客だ。

バッタ1

珍客とは、このバッタである。
最初は色が鮮やかだったので、嫁ブーがオモチャか何かを貼り付けていたずらしているのかと思った。
そこでちょっと指で押してみた。
すると動くではないか。

「おい、これ生きとるぞ」
「あたりまえやん」
「てっきり、おまえがいたずらしよるんかと思った」
「いたずらなんかするわけないやん」
「いや、おまえならやりかねん」
「しんちゃんじゃあるまいし」
「しかし、よくマンションの6階まで飛んできたのう」
「うん」
「飛ぶのが専門の蚊とか蝿が飛んでくることが出来んのに、バッタごときがここまで飛べるとは思わん」
「壁伝いに這ってきたんやないと」
「そんなことしたら疲れるやろうが」
「そうやねえ」
「もしかしたら、下の階のバルコニーから順番に飛んできたんかもしれんぞ」
「ああ、なるほど」

その後、パソコンに向かったぼくは、バッタのことをすっかり忘れていた。
2時間くらいたったころ、「そういえば」とバッタのことを思いだした。
「おい、バッタまだおるんか?」
「おるよ」
「そうか」
と、ぼくは先ほど撮った写真の写りが悪かったのを思い出した。
そこで再び携帯を持って、バルコニーに出た。

バッタ2

今度はうまくいったようだ。
あっ、嫁ブーまで写ってしまったわい。
まあいいか。


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