頑張る40代!plus

2006年04月29日(土) カーエアコン(後)

それから1ヶ月ほどして、またしてもキューキュー音がしだした。
そして、前回と同じように、キューキュー音が止まったあとでエアコンのランプが点滅し始めた。
またしてもTさんに電話である。

「やっぱりエアコンだめみたい」
「えっ?」
「朝また点滅しだしたんですよ」
「全然効かんと?」
「いや、スイッチを押し直したら効くんですけど…」
「で、その後はいいと?」
「それが、またしばらくすると、点滅するんですよ。それでまたスイッチを押し直す。運転中、ずっとそんなことやってます」
「うーん、困ったねえ…。あっ、近々車検やったねえ」
「ええ」
「じゃあ、その時トヨタに持って行って見てもらおう」
ということで、ぼくは車検の日まで汗をかきながら、エアコンのスイッチを切ったり入れたりしていた。

さて、車検の日、トヨタにぼくの車を持って行ったTさんから、さっそく連絡が入った。
「中の部品がいかれとったみたいやね。その部品を取り替えてもらったけ、もう大丈夫みたい」
「また点滅とかしてないですか?」
「うん。今トヨタから会社に戻ってきたんやけど、ずっと点灯しとったよ。よく冷えてるし」
「そうですか」
「車を預かっとる間、様子見てみる。またおかしかったらトヨタに持って行くことにするけ」
「お願いします」

翌日車検が終わり、車が戻ってきた。
Tさんは開口一番、
「あれから様子見とったけど、エアコン大丈夫やったよ」と言った。
「そうですか。じゃあ、もう汗かいて運転することもなくなるんですね」
「うん」
「ああ、よかった」

ところがである。
それから2週間ほどして、助手席に乗っていた嫁ブーが、突然「クーラー直ったと?」と聞いた。
「この間修理したんぞ」
「何か暑いんよね」
「えっ?」
そこでスイッチを確認すると、またしても点滅しているではないか。
例のごとく、Tさんに電話である。

「また点滅してますよ」
「えーっ!?」
「もうだめなんですかねえ?」
「うーん…」
「仮にエアコン買い直すとしたら、いくらかかりますか?」
「20万円ぐらいするやろうね」
「20万…。中古車が買えるじゃないですか?」
「そうやねえ…」
「どうしたらいいですかねえ?」
「中古車あたってみようか?」
「そっちのほうがいいみたいですね」

その後、Tさんはぼくのところにくるたびに、中古車情報を持ってくるようになったのだった。
しかし、これと言ったものが見つからない。
ということで、今また、汗をかきながら会社に通っている。


 < 過去  INDEX  未来 >


しろげしんた [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加