頑張る40代!plus

2006年04月28日(金) カーエアコン(前)

車のエアコンの具合が悪くなってから、もう1年が経つ。
家ではエアコンを使わないぼくだが、さすがに車の中では使わずにはおれない。
直接日が当たるものだから、暑くてならないのだ。

そのカーエアコンが壊れたのは昨年の今頃のことだった。
運転中に、突然助手席の前のところから「キューキュー」という音がした。
最初は気にしなかったのだが、だんだんその音が大きくなっていった。
そこでさっそく懇意にしているカーショップのTさんに見てもらったのだが、「何も異常はない」と言う。
何も異常がないなら、別にかまわんと思って乗っていた。
しかし、キューキュー音は相変わらずだった。

それから1ヶ月ほど経ったある日のこと、今度はそのキューキュー音が突然止まった。
そのとたんにエンジンの音が変わった。
「やはりおかしい」と、よく見てみると、エアコンのランプが点滅している。
「たしかここは点滅じゃなく、点灯していたよな」
そう思って、エアコンの吹き出し口に手を当ててみたら、何とそこから温い風が出ているではないか。

再びぼくはTさんに連絡した。
「この間変な音がするんで見てもらったでしょう」
「うん。異常はなかったよ」
「あの後、その音が止まったんですよ」
「それはよかったやん」
「いや、よくないんですよ。音が止まったとたんに、エアコンが効かんようになったんですよ」
「えっ、エアコンが効かん?」
「そうなんですよ」

ということで、すぐにTさんがやってきて、車を点検してくれた。
「どうも配管が詰まっとるみたいやね。ちょっと持って帰って調べてみる」
そう言って、Tさんはぼくの車を会社に持って帰った。

しばらくしてTさんから連絡が入った。
「最近エンジンルームを開け閉めせんかった?」
「ウォッシャー液入れたけど」
「ああ、その時やね。閉める時に他の部品が配管を圧迫しとるんよ。それでガスが通ってないみたいやね。そこを手直ししてみるけ」
「お願いします」

それから2時間後に車は戻ってきた。
「もう大丈夫。会社からここまでずっとエアコン効いとったよ」
「そうですか」
ということで、その日は久しぶりにエアコンの効いた車で帰ったのだった。


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