2006年02月02日(木) |
そろそろ床屋に行こうかなあ |
髪が伸びてきた。 というより、髪が膨らんできた。 ぼくは高校時代に髪を伸ばしていたが、その時に気がついたことがある。 それは、ぼくの髪はその硬さと多さのせいで、放っておくと下に伸びることはなく膨らんでいくのだ。 おかげで頭はヘルメットをかぶっているように見えたものだ。
これは、白髪になった今になっても変わらない。 相変わらず髪は硬く多く、伸びるとやはりヘルメットをかぶっているように見える。 そこで床屋に行くことになるのだが、ここ最近、床屋に行った翌日などに気になることを言われだした。 それは、「しんちゃん、薄くなったねえ」である。
それは決して薄くなったのではない。 髪が多いために床屋の姉ちゃんが、気を利かして髪を透いているからだ。 白髪は黒髪のように地肌を隠すことをしない。 そのために髪が伸びている時でさえ地肌が透けて見える。 それに加えて髪を透かれているわけだから、なおさら地肌が見えやすくなるのだ。 地肌が透けて見えないに越したことはないのだが、これは白髪の性質上仕方がないことで、「まあ、髪があるだけいいや」とぼくは開き直っている。
とはいうものの、「薄くなったねえ」などと面と向かって言われると、あまりいい気持ちはしない。 というより、その言葉は胸に突き刺さる。 そのため、髪を切ってからしばらく、ぼくは頭を気にしているのだ。 しかしそれも、髪が伸びてくると、そういったことを言う人もいなくなってくる。 そのため、ぼくも気にすることを忘れてしまっている。
ところが、さらに伸びてくると、冒頭に書いたとおり髪が膨らんでくる。 そうなると、今度は「髪が多いねえ」と言われるようになる。 しかも、それを言う人は決まって「薄くなったねえ」と言った人なのである。 その人はいったい、「髪が薄いしんた」と「髪が多いしんた」の、どちらのしんたのイメージを抱いているのだろうか。 ああ、そうだった。 イメージなんか抱いてないのだ。 その人は「言いっぱなし、やりっ放し」のB型の人(嫁ブーではない)なのだから、その時々に、見たまま感じたままなのである。
さて、前回床屋に行ったのが12月中旬だったから、もう1ヶ月半行ってないことになる。 髪が増えたせいで、洗髪後の乾きが悪くなり、ブラシの通りも悪くなってきている。 「あんた、髪が多いねえ」と言われる時期に入ったのだ。 そろそろ床屋に行かないとなあ…。 しかし、行ったら行ったで「髪が薄くなったね」と言われるだろうなあ…。
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