頑張る40代!plus

2006年01月28日(土) 部長との会話

今日、たまたま会社の事務所で、本社の部長と二人っきりになった。
そこでの会話である。

「しんた君は営業やったことがある?」
「営業…、セールスですか?」
「ああ、そんなところやね」
「ないですよ」
「そうか。じゃあ、ずっと販売ばかりやってたんか?」
「そうです」
「電気の?」
「ええ」
「何年になるんかなあ?」
「25年です」
「…そうか。じゃあ、いきなり他の部署に、とか言われても戸惑うよなあ」
「はい」
「いや、君も知っているとおり、4月からうちの会社は電気を扱わんようになるやろ」
「ええ」
「で、君に次の仕事を与えるようになるんやけど、いったいどんな部署が君に向いてるかわからないから、唐突に質問したわけやけど…」
「そうですか」
「何か、自分でここに行きたいとかいう部署はある?」
「うーん…」
「でも、今回のことがわかってから、いろいろ考えとるんやろ?」
「ええ。転職も含めたところで考えてはいます。でも、答なんてすぐには出てこないですよ」
「そうやろうなあ。特に君の場合、ずっと専門職でやってきたわけだからなあ」
「質問なんですけど、自分の選択肢のひとつに出向というのがあるんですが、それは出来ますか?」
「出向かあ…。ちょっと難しいなあ」
「そうですか…」

「まあ、その件で今度、君も含めた該当者の面談をやるようになっとるんよ」
「そういうのがあるんですか?」
「うん。おそらく3月に招集かけるやろうけど、その時は、自分の言いたいこととか、何もかも包み隠さずに言って欲しいんだよね。自分の言いたいことを言わないと、後でとんでもない人事になったりするからね。それじゃあ、君にとってマイナスになるばかりだ」
「そうですね。じゃあ、その時は言いたいことを言わせてもらいます」
「うん。頼んだよ」

ということで、長いようで短かった部長との会話は終わった。
まあ、会社もいろいろと考えてはくれているようだ。
しかし、その会社自体がだんだんおかしい方向に進んでいる。
ぼくはいったいどうなるのだろう。
いっそ、すべてを捨てて、最後の選択肢であるストリートミュージシャンにでもなるかなあ。


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