頑張る40代!plus

2005年11月02日(水) 夢通信(2)

お「何か聞きたいことある?」
小「聞きたいこと?」
お「何でもいいよ」
小「じゃあ、W3(ワンダースリー)の最終回はどうなるんですか?」
お「ああ、それはまだ知らん方がいい」
小「何でですか?」
お「30歳過ぎてからの楽しみがなくなる」
小「ちぇっ」

お「他にある?」
小「ぼく、大学に行くんですか?」
お「残念ながら、他の道を行くことになるよ」
小「他の道?」
お「うん。高校に入ってから、作曲したり、詩を書いたりするようになるんよ。それでね、大学に行く勉強をせんようになる」
小「作曲ですか?」
お「そう。加山雄三みたいにね」
小「じゃあ、加山雄三みたいになるんですか?」
お「頑張るけどなれん」
小「なーんか…」
お「でも、ずっと夢を見れるよ」

小「あっ、そういえば何ヶ月か前に友だちに本貸したんやけど、まだ戻ってこんのです。いつ戻ってくるんですか?」
お「ああ、覚えとるよ。別冊少年サンデーやろ」
小「うん」
お「残念やけど諦めたほうがいいよ。その友だちは39年経っても戻してくれんよ」
小「えーっ!?宝物なのに…」
お「おそ松くんやったよね」
小「うん」
お「でも、心配せんでいいよ」
小「何で?」
お「そのうち、もっと大切な本に出会うけ」

お「ところで、宿題すんだ?」
小「まだ」
お「お母さんに叱られるよ」
小「うん。お母さんうるさいけ」
お「そうやろ」
小「いいよなあ、大人は。宿題がないけ」
お「そうでもないよ」
小「じゃあ、おいちゃんは、仕事から帰ったら宿題しているんですか?」
お「宿題みたいなことはしよるよ」
小「何してるんですか?」
お「毎日パソコンの前に座っとるんよ」
小「パソコンって何ですか?」
お「パーソナルコンピュータ」
小「?」
お「電子計算機ってわかる?」
小「電気のそろばんですか?」
お「そんなところやけど…。ああ、電子頭脳ならわかるやろ?」
小「アトム」
お「そうそう」
小「パソコンって、アトムみたいなのですか?」
お「頭脳だけね」

小「そちらに、ロボットはいるんですか?」
お「いる」
小「やっぱり。じゃあ、空飛んだりするんですか?」
お「いや、飛ばんよ。歩いたり踊ったりはするけどね」
小「しゃべるんですか?」
お「しゃべるのもあるよ。でも、アトムみたいに人間の心を持ってないよ」
小「じゃあ、悪者なんですか?」
お「悪者じゃない」

小「宇宙とかに行けるんですか?」
お「お金出せば行けるらしいよ」
小「ふーん。じゃあ、月に都市とかはあるんですか?」
お「ないよ」
小「宇宙って、どこに行くんですか?」
お「地球の周りを回るだけみたいよ」
小「なーんか、月には行けんとか」
お「いや、月には行ったよ」
小「えっ!?」
お「あと3年したら行くよ。6年生の1学期の終業式の日は、早く帰ってテレビ見たらいい」
小「本当ですか?」
お「うん」


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