頑張る40代!plus

2005年10月23日(日) 日本シリーズ

今日は日中お客さんが多く忙しかった。
ようやく客足が途絶えたのは、夕方だった。
それまでに、明日の準備も終えていたので、それからすることがない。
そこで、しかたなくテレビで日本シリーズを見ることにした。
このシリーズは、どちらのチームにも思い入れがない。
そのため、気楽に観戦することが出来た。

チャンネルを変えた時は、ちょうどロッテが先制点を入れたところだった。
プレーオフ第5戦から、ずっと勢いが衰えないようで、昨日は大勝していた。
今日もその勢いで行くのかと思って見ていた。

それからしばらくして、年配のお客さんがぼくに声をかけてきた。
「このテレビにスカパー!は付けられるんかね?」
「付けられますよ」
「グリーンチャンネルを見たいけねえ」
「そうですか」
「そうか、スカパー!は付けられるんか。じゃあ、今度買うことにするかな」
そう言って、お客さんは立ち去ろうとした。

ところが、テレビで日本シリーズをやっているに気づいたお客さんは、立ち止まって、急に文句を言い出した。
「選手総動員すると言いよったのに、どうしてそうせんかったんかのう」
「えっ?」
「斉藤も準備しとったんやろ?」
「ああ」
何の文句を言っているのかと思ったら、この間のプレーオフの文句を言っているのだ。

「馬原や三瀬の前に、斉藤を投げさせとったら、あの試合はどうなったかわからん」「杉内も斉藤に代わると思って、安心してマウンドを降りたんやけ。そこに三瀬やろ。これじゃあ、納得いかんでしょうが!」「仮に斉藤が打たれて負けとったとしても、それなら納得がいく」「ファンをバカにしやがって」
矢継ぎ早に、お客さんの文句は続く。
ようやくプレーオフのことを忘れたのに、そのお客さんの文句で、またあの悔しさがよみがえってきた。

そのお客さんは、いったんそこから離れて行ったが、また戻ってきて、斉藤だの馬原だの文句を言い出した。
ぼくはいちおうお客さんの文句に耳を傾けているふりをしていたが、内心はお客さんの言うことには同調できなかった。
そもそも、あの試合の敗因は、斉藤とか馬原とかいう問題ではなかったからだ。
ホークスは、負けるべくして負けた試合だったのだ。
その証拠に、あの日のホークス選手は、第3戦の時のロッテ選手みたいに浮き足だっていたではないか。
何で普段通りの野球が出来なかったのだろう。
それよりも何よりも、プレーオフという制度自体がおかしい。
と、ぼくはお客さんの文句を聞き流しながら、そんなことを考えていた。

さて、今日もロッテが勝った。
これで日本シリーズはロッテの2勝である。
ぼく個人としては、このままロッテに突っ走ってもらいたいと思っている。
いや、別に阪神が嫌いだとか、ロッテに肩入れしているとかではない。
仮に阪神が4連敗したりすると、昨年の中日のことも考え合わせて、セリーグ連盟やマスコミやファンは黙っていないと思うからだ。
おそらく、プレーオフはパリーグの優勝チームに勢いをつけるための制度と理解され、世論は「汚いぞ、パリーグ」というものになるだろう。
そうなると、プレーオフは廃止に追い込まれるに違いない。

プレーオフというわけのわからない制度は、さっさとやめるべきなのだ。
セリーグ関係の人たちや、セリーグファンの人たちに失礼だろうが!


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