頑張る40代!plus

2005年10月21日(金) 充実した一日

明日は早出だから、普段より早く寝なければならない。
ところが、まだ日記が出来ていない。
このまま無視して寝てしまってもいいのだが、長年の習性で、それが出来ない。
歯を磨かずに一日を過ごすみたいで、何か落ち着かないのだ。

さて、無気力が予想された休みだったが、今日はわりと充実していた。
何をやっていたのかというと、ずっと歌の録音をやっていたのだ。
ま、ずっとやっていたとは言っても、録音したのはたったの2曲だったが。
2曲ならすぐに終わりそうなものなのだが、一発録りのため、間違うと録り直ししなければならない。
それで手間取ったわけだ。

しかし、一発録りをやっていて一番イライラするのが、最後の最後で間違った時だ。
ちょっとした歌詞の間違いなら、気にせずそのままにしておくのだが、変に力んでギターを間違えたりするのだ。
こうなると、全体が崩れるので、また録り直しとなる。
「せっかく最後まで行ったのに…」である。
まるで、プレーオフのような悔しさが残るのだ。

さて、その2曲の内訳はというと、いつものようにオリジナルで、『心の中を』と『秋の夜』という曲である。
『心の中を』は昨日の日記に書いたとおり、20代後半に作った曲だ。
言わんとしていることはわかると思うので、特に説明はいらないと思う。

一方の『秋の夜』というのは、19歳の頃に作った曲である。
ちょうど中原中也を知った頃で、歌詞のほうもその影響を多分に受けている。

『秋の夜』
夜の竿は、星を刺し
さてここいらで泣きましょうか
暗い街に、影を刺し
露なかけるな、深い雨

濡れた灯り、闇に揺れ
過ぎた光を、追います
しおれ柳も、風に揺れ
落ち葉ひらひら、終列車

 うっすら三日月、闇に浮かびます
 弱った体が、街の陰ります

 犬の遠吠え、闇に響きます
 疲れた声が、街に狂います

夜の竿は、星を抜け
さてここいらで、やみましょうか
暗い街に、影を抜け
露なかけるな、通り雨

実は、この歌詞は最初、文語体で作ったのだった。
そのため、「露なかけるな」などいう、わけのわからない言葉が入っている。
その部分は、元々は「露なかけそ」だった。
口語に直した時、いったんは「露をかけるな」としたのだが、どうも語呂が悪いので、「露なかけるな」と言う中途半端だが、韻を踏んで語呂のいい言葉を使ったわけだ。

ということで、どちらの曲もネットに上げましたので、興味のある方は聞いてみてください。
『心の中を』
『秋の夜』


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