頑張る40代!plus

2005年08月15日(月) ぼくは浮いた存在

一昨日、嫁ブーの実家に行った。
お盆と姪の誕生日を兼ねて、パーティをやるというので招待されたのだ。
その日はぼくも嫁ブーも仕事だったので、遅れての参加になった。
ぼくたちが着いた9時頃には、すでにパーティは終わっており、参加した嫁ブー一族は、他の部屋で遊んでいるのか、ごろ寝している義母を除いてはそこにはいなかった。
ぼくと嫁ブーは、一族との語らいのないまま、残り物を口にしたのだった。

それを食べ終わると、もう何もやることがない。
嫁ブーは自分の実家なので、気兼ねなく立ち振る舞いが出来る。
案の定、みんながいる部屋に行って談笑していた。
しかし、外様であるぼくにはそれが出来ない。
嫁ブーを置いて、さっさと家に帰ろうとも思ったのだが、それも出来ない。
しかたなく、ごろ寝している義母の横で、ぼくは一人テレビを見ていることにした。

ぼくが来ていることを知った甥や姪が、時折顔を見せるのだが、ぼくのそばまではやってこない。
彼らはつい数年前まで、「しんにいちゃん、しんにいちゃん」と言って、ぼくにまとわりいてきていたのだ。
やはりこれも月日の流れで、仕方のないことなのだろうが、ちょっと寂しさを覚えた。

また、嫁ブーの兄弟たちとは、挨拶程度しか言葉を交わさなかった。
別に話すのを嫌っているわけではないのだが、どうも話の接点が見あたらないのだ。
共通の話題や、共通の趣味を持ち合わせているのなら、話も弾むだろうが、そういうものは一切ない。
彼らは、小さい頃の思い出話や、それぞれの友人の話、またその地域の話を好んでする。
それについて行けない。

11時を過ぎたので、そろそろ帰ろうと思った。
ところが、肝心の嫁ブーがいない。
兄弟たちとの談笑が続いているのだ。
もちろん、そこに行って「おい、帰るぞ」と言えばすむ話である。
だけど、それは出来ない。
「もうちょっと待ってね。すぐ終わるけ。あ、しんちゃんもここに加わればいい」などと言われたら、事であるからだ。
聞きたくもない小さい頃の思い出話や、それぞれの友人の話や、地域の話を聞かされることになるのだ。
しかたなく、テレビを見続けることにした。

嫁ブーが部屋から出てきたのは12時前だった。
ぼくは嫁ブーに、「おい、帰るぞ」と言った。
ぼくがそう言うと、嫁ブーは壁に掛けている時計を見た。
「えっ、もう12時やん。何で教えてくれんかったんね」
『誰がそんなことするかっ!!』とぼくは心の中で言った。

ということで、嫁ブーの家にいた3時間の間、ぼくはずっと一人でテレビを見ていたのだった。
帰ってから、あわてて日記に取り組んだが、気疲れしたせいで、あえなく撃沈。
結局、朝の更新になってしまった。


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