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2005年08月06日(土) 腰痛を治すぞ!

二、三日前から腰に軽い痛みがあった。
まあ、いつものことなので特に気にすることもなく、そのために何の処置もしていなかった。
普通なら、何日かこの状態が続いて、そのうち治まるのだが、今回は違った。
今日になって、気になるぐらいの痛みに変わったのだ。
立っていると筋を圧迫されたように痛む。
それが嫌でイスに腰掛けると、今度は腰骨自体が痛む感じがする。

長いこと腰痛と付き合ってきたので、こういう時にどうしたら痛みが和らぐかくらいは、体験的に知っている。
その方法はというと、「うんこ座り」をするのである。
こうすることによって、腰の筋が伸び、だんだん痛みが和らいできて、5分以上続けた頃に痛みは消えている。
しかし、完治はしない。
1時間ほどすれば、また痛くなってくる。
そこでまたうんこ座りをする。
この繰り返しをやってるうちに、完全に痛みは消える。

今日もそんなふうで、うんこ座りをやって腰痛を治すことにした。
しかし、仕事中ということもあって、5分間もうんこ座りをするわけにはいかない。
そのため、痛みは完全に取れないでいた。
取れないとなると、痛みがさらに気になってくる。
「歯医者も終わったことだし、そろそろ本格的に腰を治さんといけんなあ」
などと真剣に考えていた。

そういう折だった。
ずっと以前、整体院に行った時に、そこの先生から「姿勢が悪い」と指摘されたことがあるのを思い出した。
「いや、胸を張り腰をピンと伸ばしているから、前から見ると姿勢がいいように見えるんですよ。しかしですね、それが本当にいい姿勢なのかと言うと、そうではないんです。その姿勢を横から見るとですねえ…」
そう言って、先生は鏡の前に立たせた。
「ほら、前から見ると、姿勢よく見えるでしょ?」
「はい」
「じゃあ、今度は横を向いてください」
ぼくが横を向くと、先生は、
「よく見て下さい。体がわずかながら後ろに反ってるでしょ?」
言われてみるとそうである。
「この姿勢が腰に負担をかけてるんですよ」
「はあ…」
「じゃあ、今度はこうしましょうか」
と、先生はぼくの体を少し前に曲げた。
「どうですか?」
「少し前屈みになっているような気がします」
「鏡を見て下さい」
「あっ!」
「これがまっすぐなんですよ。」
確かに横から見ると、まっすぐ立っている。
「この姿勢で立つ癖をつけたら、いずれ腰痛は治りますよ。腰痛も一種の生活習慣病ですからね」

このことをずっと忘れていた。
あの時の腰痛はかなり酷かったのだが、先生の言われたとおりに立っていると、痛みがなくなったのだ。
「そうか、この方法があった」
そこで、腰の力を抜き、少し前屈みになっているような姿勢で立ち、歩くことにした。
気がつくと、腰痛はなくなっていた。
いや、腰を曲げた時だどには、まだ若干の痛みが走るのだが、立っている分には何も問題はない。
しかも、この方法で立ち歩きしていると、あごが上がらない。
あごが上がらないと、肩の力が抜ける。
ということは、肩こりにもいいということだ。
また、自然に下腹に力が入って、腹がへこむというメリットもある。

ということで、当分、この姿勢を実践していくことにしようと思っている。
今後、この方法でのメリットやデメリットなどを見つけたら、逐次ここでお知らせすることにしよう。


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