2005年08月05日(金) |
歯医者通いが終わった |
その回数57回、期間にして10ヶ月、その費用およそ16万円。 上の数字は何かというと、歯医者にかかった時間と費用である。 そう、今日ようやく歯医者通いが終わったのだ。 今日の治療が終わった時、先生は何も言わずに、いつものように「お大事に」と言ったので、まだ続くのかと思っていた。 ところが、治療費を払う時に、看護婦がそれまでとは違うことを言った。 それまではいつも「次はいつにしましょうか?」と聞いてきたのだが、今日言ったのは「これで終わりです」だった。
「これで終わりです」 この言葉を、どのくらい待っただろう。 治療の進行具合からして、5月には終わると思っていた。 ところが最後の歯で手間取ってしまったのだ。 さらに、6月から7月にかけて、フォークリフトの講習や試験などがあったため、満足に治療に行けなかった。 これがなければ、もっと早く終わっていただろう。
とはいえ、実際の治療は7月中旬頃に終わっていた。 最後の数回は、最終チェックのようなものだった。 まず、一本一本の歯についた歯石を丁寧に取りのぞく。 例の編み棒のようなもので歯をガリガリやるのだが、それが時々歯茎に刺さる。 これは痛かった。 うがいすると、いつも血が出ていた。 歯石を取り除いた後は、そこに研磨剤を吹き付けて、歯を磨く。 最初は炭酸水を吹き付けているのかと思った。 炭酸飲料を飲んだ時の、あのシュワーという感触で、口の中がチクチクする。 しかし、それは違っていた。 実は、研磨剤というのは細かい粒子で、それを勢いよくエアーで吹き付けるものだから、それが歯以外のところに当たるとチクチクしていたのだ。 それを知ってから、チクチクが急に痛みに変わった。
さて、今回の歯医者通いで治療した歯は23本だった。 最初は5本程度の治療で終わると思っていたが、甘かった。 やはり、歯は普段からまじめに磨いておくものである。
しかし、ここまで長く病院にかかったのは初めてのことである。 次また、こんなに長く病院にかかることがあるとすれば、それはおそらく死ぬ時ぐらいだろう。 が、それはないかもしれない。 ぼくは基本的に病院嫌いなので、病院に通うことはないと思われるからだ。 最後は道ばたでのたれ死ぬと思っている。 きっと坂本龍馬のように、前のめりになって死ぬことだろう。 いや、別に龍馬のような生き方を望んでいるわけではない。 ただ単に、頭が大きいだけの話である。 その時、口を地面にぶつけてしまい、差し歯が取れるかもしれない。 そうなると、身元確認で恥をかくことになる。 そうならないように、受け身の練習をしておくことにしよう。
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