2005年07月17日(日) |
土曜日が休みというのも考えものである |
昨日土曜日は、珍しく休みだった。 こう書くと、「何を言ってるんだ。土曜日が休みなんて当たり前じゃないか」と思う人もいるかもしれない。 しかし、ぼくたち販売業に携わる者が、土曜や日曜に休むということは珍しいことなのだ。 今の会社ではそんなことないが、前にいた会社などは、土日に休む時は必ず店長の決裁を仰いでいたものだ。 しかし、前もって「休みたいんですが…」と言っても、なかなかOKしてくれなかった。
前の会社に在職中、友人の結婚披露宴に招かれたことがある。 式は土曜日に行われることになっていた。 そこでぼくは、店長に決裁を仰ぎに行った。 「来月の○日に、友人の結婚式があるんで休みたいんですが」 「来月の○日というと、土曜日やないか」 「そうですけど」 「そうですけどじゃないやろ。土曜日に休めるとでも思っとるんか」 「難しいとは思います。だからこうやって打診に来たんですが」 「だめだめ。土曜に休ませることは出来ん」 「じゃあ、どうしたらいいんですか?」 「どうしても行かないけんのか?」 「はい」 「そうか。で、披露宴は何時からか?」 「午後2時からですけど」 「場所は?」 「八幡西区です」 「八幡西区か…。ここからだと1時間か」 「…はい」 「ということは、1時までは仕事できるということやないか」 「えっ…」 「で、何時までか?」 「4時までです…」 「じゃあ、5時までには戻ってこれるのう」 「…はあ」 「よし、5時に戻ってこい。あんまり飲み過ぎるなよ」 ということで、その日は1時まで仕事をさせられ、披露宴終了後に、また仕事に戻ったのだった。 そのため、満足に酒も飲めなかった。
万事がこんなふうだったから、誰もが土曜日曜は親が死んだ時ぐらいしか休めないものと思って、諦めていたものだった。 まあ、今の会社はそれほど厳しくないので、他の男子社員と重なりさえしなければ、決裁を仰がずとも休むことが出来る。 しかし、ぼくは前の会社で散々やられているせいで、どうも土日に休むことを躊躇してしまう。 では、なぜ昨日休んだのかというと、元々その前日金曜日が休みだったのだが、パートさんが用があるということで、替わってやったのだ。
しかし、土曜日の休みというのは、平日にしか休んだことのないぼくにとって、いろいろ不都合なことが多い。 まず、家に嫁ブーがいない。 嫁ブーとぼくは前の会社で知り合って結婚、つまり職場結婚だったわけだが、嫁ブーはいまだにその会社に残っている。 ということで、土日が休めないのだ。 もちろん、昨日も休みではなかった。 そのため「おい」と呼ぶ相手がいない。 いや、これは嫁ブーがいないから寂しいという意味ではない。 家のことはすべて嫁ブーまかせにしているので、勝手がわからないということだ。 腹が減ったので昼飯を食べようと思っても、「おい、飯」という相手がいない。 つまり作る人がいないということだ。 自分で作って作れないこともないのだが、何か面倒である。 結局、昨日は家にあったお菓子を食べて、空腹を満たしたのだった。
不都合は他にもある。 普段は平日が休みなので、どこに行っても人はあまりいない。 そのため、駐車場もスムーズに駐めることが出来る。 ところが、それが土曜日曜になると一変するのだ。 どこに行っても人は多いし、駐車場も何十分待ちというのはざらである。 ということで、どこに行く気もせず、嫁ブーの送り迎え時以外はずっと家にこもっていた。 おかげで今日は体がだるかった。 土曜日が休みというのも考えものである。 今度休みを替わる時は、平日に振ることにしよう。
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