頑張る40代!plus

2005年06月29日(水) フォークリフト講習

シリーズ『ヒロミちゃんがやってきた』はお休みです。

さて、今日はフォークリフトの実技講習があった。
昼からだったのだが、遅れてはいけないと思い、今日の午前中に予約していた歯医者はキャンセルした。

ぼくはこの講習の日が嫌で嫌でたまらなかった。
というのは、着慣れない作業着を着て、脚には脚絆を巻き、安全靴を履き、さらにヘルメットをかぶらなくてはならないからだ。
こういう装備をするのは、生まれて初めてのことなのだ。
どうも、そういう格好をしている自分がイメージできない。

いちおう、昨日安全靴に足をとおし、脚絆を巻いてはみたものの、何かピンとこない。
安全靴は借り物だから、どうも足にしっくりこない。
というより、少し小さいのだ。
そのため、指が締めつけられるように痛い。
が、安全靴はあくまでも靴である。
少し痛いのを我慢すれば何とかなるだろう。

一方の脚絆は、どうやって装着するのかさえわからない始末だ。
うちの店の人に聞いてみたのだが、全員が「そんなのしたことない」ということだった。
ネットで調べようかとも思ったが、そういうことを調べるのも面倒だ。
結局『その辺の人に聞くか』という考えにいたり、脚絆のことはそれ以上考えないことにした。

ぼくが一番悩んだのは、ヘルメットだった。
店で使っているヘルメットを借りていくことにしたのだが、あいにくヘルメットは一つしかない。
そのヘルメットは店長がよく使っているものだ。
昨日、ヘルメットを借りてかぶろうとした時、それまで思いもよらなかったことに気づいた。
それは、ちょうど頭が当たる部分に、店長の整髪料がべっとりと付いていたのだ。
触ってみると、ぬるっとする。
『こんなのかぶれんわい』と思ってはみたものの、ヘルメットはそれ一つしかない。
『しかたない、家に帰ってから洗おう』と思い、それを使うことにした。
しかし、床屋に行ったときもそうだが、整髪料の臭いというのは、洗ってもなかなか取れるものではない。
しかもぼくは整髪料をつけないので、結構長く臭いが残るのだ。
ということは、ぼくはしばらく店長の臭いと過ごさなければならない。
案の定だった。
家に帰って何度も何度も洗ったにもかかわらず、講習中はずっと店長の臭いがしていた。

さて、本題の講習の方だが、もう散々だった。
三度練習したのだが、最初の二度は脱輪してしまった。
コースの道幅が狭かったということもあるが、教官がいちいち文句を言うのだ。
「ほーら、脱輪したやろうが。おまえは失格ぞ」とか、「そんな運転したら落ちるぞ」とか、熱血漢先生は、容赦なく罵声を浴びせる。
それがプレッシャーになってしまったわけだ。

しかし、原因はそれだけではない。
店にあるフォークリフトと、試験用のフォークリフトは、ギアとサイドブレーキの位置が違うのだ。
店にあるヤツはどちらも左についている。
ところが、試験用は右についているのだ。
つまり、突然外車に乗せられたようなものだ。
しかも、これまでの練習ではずっと右手でハンドルを切っていたのだが、試験では左手でやらないと減点になるというのだ。

ということで、明日は左手ハンドルの猛特訓をしなければならない。
明後日が本番である。


 < 過去  INDEX  未来 >


しろげしんた [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加