2005年06月28日(火) |
ヒロミちゃんがやってきた(その5) |
ヒロミと嫁ブーは、11時からエステの無料体験に行くことになっていた。 8時半を過ぎてようやく嫁ブーが起きてきた。 しばらくヒロミの独演会を聞いていたのだが、腹が減ってしかたない。 そこで、11時まで少し時間があるので、ファミレスにモーニングでも食べに行こうということになった。
さっそく準備に取りかかったわけだが、その最中ぼくはその日のスケジュールを考えていた。 そういえば、前にヒロミと約束した場所がいくつかあった。 『汐入の里』、『パン工房高須』、『貴黄卵生産直売農場』、『おとぎの杜(スーパー銭湯)』などである。 どこもうちから近いのだが、ここに書いているすべてをエステから帰って行くとなると、途中食事もしなければならないので、かなり遅くなる。 そこで、モーニングはやめて、先に『汐入の里』と『パン工房高須』に行くことにした。
そのどちらも、直接行くと10分ほどでついてしまうのだが、『汐入の里』を経由して、もしくは『パン工房高須』を経由して、もう一方の場所に行くとなると、ちょっと時間がかかる。 つまり、ちょっとしたドライブが出来るということだ。 その道は海水浴場に面した海岸線で、ぼくの好きなドライブコースの一つでもある。
二人の賛同を得て、さっそくぼくたちは車に乗り込んだ。 せっかくドライブするのだから、ラジオよりもCDを聞いた方が気分も出てくる。 ということで、ぼくは家から持ってきたCDをかけた。 当初は海岸線を走るのだからサザンでもと思ったのだが、それではあまりに普通すぎて面白くない。 そこで、天地真理や浅田美代子の歌の入ったCDを持ってきた。
ヒロミは歌にかけては通である。 そのCDに入っている曲はほとんど知っているようで、かかった曲すべてを口ずさんでいた。 これは知らないだろうと思ってかけた、谷口世津や西真澄の歌もちゃんと歌っていた。
そういえば以前、何かの歌番組にリリーズが出ていたことがある。 それを見ていたヒロミから、「『好きよキャプテン』歌うよ」というメールが届いた。 ぼくたちもその番組を見ていたのだが、リリーズが出てから10秒ほどしてのメールの到着だった。 ぼくと嫁ブーは顔を見合わせて、その反応の素早さに驚いたのだった。 そういうヒロミにとって、30年ほど前の歌ぐらい、屁でもないのだろう。
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