2005年06月24日(金) |
ヒロミちゃんがやってきた(その1) |
昨日の日記の更新は遅れに遅れて、今日の夕方になってしまった。 その理由は、昨日の夜からヒロミがうちに遊びに来ていたためである。
昨日の夜は、仕事が終わってから、門司までヒロミを迎えに行ってき、その足で嫁ブーを迎えに行き、家にいったん戻ってから、居酒屋に行く予定にしていた。
ところが、最初からつまずいてしまった。 そのヒロミの家である。 先月行っているので、まだその付近のイメージが残っていたし、番地もしっかりと覚えていた。 そのため、地図などを確認せずに行った。 それが間違いだったのだ。
その付近には予定通りより早く、8時40分頃に着いた。 「ちょっと早く着きすぎたかなあ」と思いながら、ぼくは記憶をたどってヒロミの家まで行こうとした。 ところがである。 その場所がわからなくなっていた。 小学校の近くというのは覚えていたが、同じような道、同じような家がいくつもある。 点滅信号から入るのは知っていたが、そこには点滅信号がいくつもあるのだ。 しかも、その点滅信号から曲がって、何番目の道に家があるのかがわからない。 番地を確認してみたが、夜なのでそれがまったく見えない。 車を降りて一軒一軒当たる方法もあったが、道が狭い割に、車の行き来が多いところなので、車を停めるわけもいかない。 結局、同じところをグルグルグルグル回ることになってしまった。
たぶんこの辺だったと思うところは、一方通行になっていて進入が出来ない。 さらに、一方通行が故に、Uターンが出来ない。 そこで、いったん幹線まで戻って、もう一度記憶をたどりながら、行ってみた。 が、先ほどと同じ場所に出る。 こんなことを繰り返しているうちに、時間は9時20分になっていた。 携帯で地図を確認したものの、細かい道までは載っていない。
こういう時は、先方に電話して道を聞けばいいのだが、それをやるとカッコ悪い気がしたので、最後の手段に残していた。 が、こうなっては、カッコ悪いなどと言っている暇はない。 歩道に乗り上げて車を停め、そこからヒロミに電話した。 ぼくが電話すると、ヒロミは待ってましたというようにすぐに出た。 「しんたさん?」 「おう。今○○というところにおるんやけど、ここからどう行ったらいいんか?」 「えっ、道忘れたと?」 「覚えとるつもりやったんやけど、同じような道とか家があって、わからんようになった」 「すぐに電話すればよかったのに」 「‥‥」 「そこからずっと坂道を上って、点滅信号を左に曲がったらいいんよ」 「点滅信号はいくつもあるぞ。どの点滅信号で曲がったらいいんか?」 「2つ目」 「ああ、2つ目か。そこを左折してどう行ったらいいんか?」 「すぐに右に曲がる」 「左折してすぐに右折か」 「うん」 「わかった、すぐに行く」
そこからヒロミの家までは、1分もかからなかった。 そこは、先ほど何度も通った道だった。 「やっぱりこの道でよかったんか」と思っていると、ヒロミがやってきた。
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