夜、日記のネタが何も思い浮かばない時、ぼくは気分転換にいつもコンビニに行っている。 特に何を買おうと思っていっているわけではないが、気に入ったものがあれば、買っている。 ぼくにとってコンビニというのは、まさに駄菓子屋感覚なのだ。
昨年の今頃は、よくアイスクリームを買っていた。 ところが、そのアイスクリームが、後日悲劇を生むこととなった。 中性脂肪が標準値より高くなってしまったのだ。 別に再検査はしなかったものの、後日生活習慣病のフォローアップ検診を受けなければならなくなった。
このフォローアップ検診というのがいやな検診で、休みを利用して行かなくてはならない。 今年の3月に、その検診に行ってきたのだが、その日は午前中床屋に行ったので、午後から行かなくてはならなくなった。 そのために、その日の休みは台無しになったのだ。
検査も中性脂肪だけに絞って検診すればいいものを、痛くもない腹を探るようなことをやる。 どうして血圧まで測らなければならないのだろう。 おかげで、何度も測りなおし、時間を食ってしまった。
さて、その結果だが、アイスクリームを控えていたおかげで、どうにか中性脂肪値は標準内に収まった。 ところがである。 それまではコンビニに行ったらアイスクリームを買っておけばよかったのだが、それを食べることが出来ない。 そこで、ぼくは2年前にやめたはずのビールに手を出したのだ。 それが災いした。 今度は尿酸値が増えていたのだ。 このままビールを飲み続けると、次の健康診断で、確実に引っかかる。
そこでまた、コンビニで買うものを変えた。 何を食べても引っかかるのなら、食後は何も食べない方がいい。 ということで、次に選んだのは食べ物ではなかった。 それは本である。 コンビニに行くと、昔のコミックが、週刊誌のような紙を使ってリバイバルしているのをよく見かける。 それらはたいがい300円程度で売っているのだ。 それらの本を総称して、何と呼ぶのかは知らない。 『コンビニコミック』とでも呼ぶのだろうか?
このコミック、2,3年ほど前もよく買っていた。 その頃は『熱笑!花沢高校』だとか『魔太郎がくる』だとか、買うものが決まっていた。 ところが最近は手当たり次第である。 特にこの時期は、稲川淳二ものや桜金造ものなどの怖い話が出ていたら、ためらわずに買ってしまう。 それをコンビニに行くたびにやるものだから、何冊かダブっている。
こういった本をいつ読んでいるのかというと、たいがいトイレの時である。 トイレに入っている時間が、一話読むのにちょうどいい長さなのだ。 そういえばこの間買った本に、マンガでない本が混じっていた。 タイトルでマンガと判断して買ったのだが、開けてみると活字のオンパレードだったのだ。 マンガだとトイレで読めるだが、活字本は時間がかかるためトイレで読むのは適していない。 ではどこで読むのかというと、風呂である。 しかし、風呂で読むのは、長風呂した時だけだから、なかなか読み進まない。 しかも、活字本はまだ読んでないものが多い。 そのため、その本を読むのは、おそらく来年になるだろう。
今日もネタ詰まりのために、コンビニに行った。 ということで、今日もコンビニコミックを買った。 『稲川淳二のすご〜く怖い話SP』である。
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