2005年06月03日(金) |
携帯がおかしい(前) |
2週間ほど前から携帯電話の調子が悪い。 メールの送受信やインターネットの閲覧には何ら支障はないのだが、通話がだめなのだ。
その2週間前、通話中に突然「バリバリ」という雑音が入った。 ぼくの携帯に電話がかかってくるのは、ほとんどが仕事中で、しかも社屋内にいることが多い。 その時もいつものように社屋内にいた。 しかし、その時は、すぐに故障だとは思わなかった。 会社のある地域は、今でこそ電波の入りはよくなってはいるが、つい半年ぐらい前までは、あまり入りのいい地域ではなかった。 長いことそれに慣らされてきたので、最初に雑音が入った時は「また入りが悪くなった」くらいにしか思わなかったのだ。
ところが、それは社屋内だけのことではなかった。 どこでかけても雑音が入るのだ。 だんだん「これはおかしい」と思うようになり、最終的に、それは確信に変わっていった。
今週の火曜日のことだった。 例の長谷観音に行った日である。 家に帰ってから、近くのイオンに買い物に行った。 嫁ブーとイオンに行った時は、よほどのことがない限り、ぼくはジャスコのほうには行かない。 食品関係に興味がないからだ。 そのためジャスコに行くのは嫁ブーだけで、その間ぼくは専門店街をブラブラしている。 嫁ブーとは買い物が終わってから合流するようにしているのだが、あらかじめ時間や待ち合わせ場所を決めていないため、「買い物が終わったら携帯電話で連絡しろ」と言っている。
その日は、30分ほどして、嫁ブーから連絡が入った。 ぼくは本屋にいた。 「もしもし」 「(バリバリ)もしもし」 「もしもし」 「(バリバリ)もしもし」 「聞こえるかー?」 「(バリバリ)もしもし」 店内だから電波の入りが悪いのかと思い、他の場所に移動した。 「もしもし」 「(バリバリ)もしもし」 「もしもーし」 「(バリバリ)あ、買い物終わったよ」 「そうか」 「(バリバリ)今、どこにおると?」 「本屋」 「(バリバリ)えっ、どこ?」 「本屋っち言いよるやろが」 「(バリバリ)もしもーし」 「本屋におるっ!」 「(バリバリ)ああ、本屋ね。わかった。そちらに行きます」
しばらくして、嫁ブーが本屋に来た。 「おい、聞こえんかったとか?」 「うん。聞こえにくかった」 「ここも電波の状態が悪いんかのう?」 「でも、さっき会社の人から電話が入ったんやけど、その時には全然入らんかったよ」 「その人携帯でかけたんか?」 「うん」 「おかしいのう」 「一度、ドコモで見てもらったほうがいいんやないと?」 「そうやのう。でも、修理になったらのう…。保証期間過ぎとるし」 「修理せないけんようやったら、買い直したらいいやん」 「買い直すと簡単に言うけどのう、今の携帯、特にFOMAは高いんぞ」 「それはわかっとるよ。でも、必要やろ」 「そりゃ必要やけど」 「そればら、買い直さないけんやろうも」 「じゃあ、おまえが金出すか?」 「‥‥。あ、カード使えばいいやん」 「ああ、その手があったか」 ということで、翌日ドコモショップにとりあえず電話して、修理しないと直らないものかということと、買換価格がどのくらいするものなのかということを聞いてみることにした。
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