【歯が痛い!2】 昨日の日記を書いてから、歯医者に行ったのだが、その時先生に「歯が痛い」と訴えた。 「どんな痛みですか?」 「ズキズキと疼くような…、とにかく鈍い痛みが走るんです」 「歯が痛いんですか?それとも歯ぐき?」 「左の頬全体です」 「治療で他の神経を刺激したんだと思います。しばらく歯の痛みは続くかも知れませんが、そのうち安定してきますから」 そう言って、先生は痛み止めを何錠かくれた。 治療の間はまだ昨日の痛み止めが効いていたせいか、さほど痛くなかった。 しかし、治療が終わってからしばらくすると、また昨日と同じような痛みが襲ってきた。 今日新たにもらった痛み止めを飲むことも考えたが、あまり飲みすぎると、肝心の時に効き目がなくなったら困る。 ということで、今この時間までは服用していない。 とはいえ疼くと困るので、頬に『熱さまシート』を貼っておくことにした。 それで痛みがなくなるわけではないが、冷えている間は痛みを忘れることが出来るのだ。 痛み止めは寝る前に飲むことにしよう。
【白髪に効くというシャンプー】 最近、また昔のように、朝、頭を洗うようになった。 いわゆる朝シャンというやつである。 別に、昔を思い出してやっているわけではない。 毎晩帰りが遅いので、当然食事の時間も遅くなる。 その上日記を書いているので、風呂などに入っている暇がない。 ということで、風呂だけは朝型に変えたのだ。
朝シャン、厳密に言えばぼくの場合は『朝石けん』になる。 なぜなら石けんで頭を洗っているからだ。 石けんで頭を洗い出して、もう10年近く経つ。 それまでは、普通にトニックシャンプーなんかを使っていたのだが、若白髪の原因がシャンプーだと知ってから使用するのをやめたのだ。 それから水洗いだけにしたり、塩で洗ったりしたあと、シャボン玉石けんに行き着いた。 最初の頃こそ、髪になじまず、ギシギシして指が通らなかったものだが、何ヶ月か使用しているうちにそれも解消した。 白髪は進行していくものの、シャボン玉石けんで洗っているおかげで髪が健康になり、それまでなかったツヤも出てきたのだ。 そうそう、今週の火曜日のことだが、歯医者に行く前に床屋に行った。 その時、床屋の姉さんから「すごくきれいな白になっていますよ」と言われた。 シャボン玉石けんで髪を洗うと、実にいいことだらけなのだ。 そのため、シャボン玉石けんが手放せなくなった。
ところがである。 ひと月ほど前から、知り合いが化粧品(マルチではない)の卸を始めた。 普段いろいろ世話になっているので、何か一つ買ってあげたかったのだが、ぼくは化粧をしない。 しかたないので、そこで取り扱っているシャンプーを買ってみた。 もちろんぼくはシャボン玉石けんがあるので使わなかったのだが、嫁ブーがそれを使ってみて「これいいよ」と言ってきた。 「どういうふうにいいんか?」 「洗ったあと、ゴワゴワせんのよね。ツヤも出てきたし…。ナンカ癖になりそう」
ぼくは、そのことを知り合いに言った。 「そうでしょ」 「あれいいと?」 「いいんですよ。無添加だから、髪を荒らすことがない。しかも、化粧品と同じ作りだから、いい成分が肌に浸透して、活性酸素をやっつけるんですよ」 「へえ。じゃあ、頭のかさぶたとかにもいいと?」 「一発ですわ。それにですねえ、これは公表はされてないんですけど、白髪にいいらしいんですよ。その中に配合されているエキス、例えばアロエエキスとかが血行を促進するとかで、かなりの人の白髪が改善されたらしいんです」
『無添加』『アロエエキス』『白髪にいい』、このキーワードにぼくの心は動いた。 「そんなにいいんなら、おれも使ってみようかのう」 「ええ、そうしてみて下さい」 「でも、シャボン玉石けん使いよるしねえ」 「ああ、あれもいいですよね。でも、これもシャボン玉と同じく無添加なので、髪を荒らすことがない。しかも、白髪にいいんですからね。試しに使ってみたらどうですか?」 「そうやねえ…」
確かに悪いものではない。 おそらく5,6年前なら、すぐにこれに切り替えていただろう。 しかし、今は躊躇してしまう。 何に引っかかっているのかというと、その一番のメリットである「白髪にいい」である。 『しろげしんた』という名前が示すとおり、ぼくの白髪頭は定着しているのだ。 いわば白髪はぼくのシンボルなのだ。 もしこれが黒髪になったら、『しろげしんた』でいられなくなる。 これが一番の問題点である。
さらに、もし黒髪に戻るとしても、一気に戻ることはないだろう。 おそらくは徐々に戻るわけだから、今までたどってきた道を逆戻りすることになるわけだ。 白髪になっている人ならわかってもらえると思うが、ある程度白髪が増えてくると、それは一つのファッションになる。 しかし、そのなり始めというのは実に悲惨である。 見た目もおかしいし、何よりも精神的なショックが大きいのだ。 それをまた味あわなければならないとなると、どうしても引いてしまう。 せっかく床屋の姉さんが、「きれい」だと言って褒めてくれた白髪なのだ。 しかも、この髪が一番ぼくに似合っていると思っているのだ。 それを元に戻すなんて、到底出来そうもない。
でもなあ…。 けっこう早くから頭が白くなっていたので、若い頃は歳よりも老けて見られていた。 その屈辱を取り返す、今がチャンスなのだ。 おそらく、50代になってからそのシャンプーを使い始めたとしても、ある程度の白髪は治るかもしれないが、老化でなった部分はもう治りようがないだろう。 そうなると、すべての髪が老化するまで、なり始めのような頭で過ごさなければならない。 もちろん、そうなったとしても、毛染めが合わないので、染めることも出来ない。 だが、今ならまだ間に合うのだ。 さて、どうしたものだろうか?
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