【高遠女史は今】 4月に拉致され、解放後に「それでもイラクの人のことが嫌いになれない」と言った高遠女史は、今どうしているのだろうか。 それほど真摯なボランティア活動家なのだから、きっと今頃は新潟にいるはずである。 まさか危険だからという理由で、新潟に行ってないってことはないよなあ。 ああ、そうだった。 お友だちのジャミーラが捕まったので、再びPTSDになって寝込んでいるかもしれない。
【日本人人質】 今回またしても、高遠さんの好きなイラクで日本人が拉致された。 例の香田さんのことだ。 彼の出身地は直方市というから、ぼくの住む北九州市の隣である。 ぼくの家からもそんなに離れてはいない。 嫁さんの会社には、小学校時代の同級生もいるということだ。 ということは、もし彼が実家に住んでいたとしたら、ふつうの若者と同様、今頃夜中にドンキやコンビニあたりでたむろしていたことだろう。
【自分探しの旅】 さて、もうさんざん言い尽くされていることだが、彼は一体何をしに行ったのだろう。 新聞には「サマワに行きたかった」と書いてあった。 サマワに行って何をしようとしていたのか? 自衛隊に縁があるふうでもないし、ジャーナリストというわけでもない。 先の高遠女史のように、政治的な背景を持っているわけでもなく、ボランティアでもない。
あるところには、高遠女史と同じく「自分探しの旅に行った」だと書いてあった。 最近、自分探しの旅なるものが流行っているようだが、釈迦の時代に解決した問題を、どうして今頃蒸し返すようなことをするのだろう。 「遠くに行けば遠くに行くほど、自分が見えなくなるだけだ」と、釈迦は喝破している。
では、その自分とはどこにあるのか。 釈迦が言ったからといって、インドにあるわけではない。 もちろんイラクにもない。 それは自分の中にあるのだ。 もし自分探しをしたいのなら、わざわざ遠くまで行って人に迷惑をかけるようなことをせずに、自宅で静かに座禅でも組んで、心ゆくまで自分を探したらよかろう。 『無事是貴人』なのであるから。
【追記】 この日記を更新してから寝ようと思っていたが、睡魔には勝てなかった。 つい先ほど(午前8時頃)目が覚めたのだが、テレビをつけると、イラクで香田さんらしき日本人男性の遺体が見つかったと言っていた。
ご冥福をお祈りします。
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