| 2004年08月23日(月) |
オリンピックで完徹だ |
【1】 今、夜中の3時である。 まだ起きている。 今日は、女子レスリングを見てから寝ようと思っていた。 が、それが終わると体操競技があるというではないか。 明日が休みなので、これは見ないわけにはいかない。 注目は、地元九州共立大の中野選手が登場する平行棒である。 とりあえず、今日はそれだけ見て寝ることにする。
【2】 今、夜中の3時50分である。 平行棒、冨田は惜しくも銀だった。 が、素人目だと、着地で揺れたトップの選手よりも、ノーミスだった冨田のほうがいいように見えたのだが…。 一方、ぼくの期待した中野は、残念ながらメダルに手が届かなかった。 とはいえ、3位の選手と比べても見劣りはしなかった。 いや、これもぼくには中野のほうが上に見えたのだ。 あの高さからの月面がどれだけ難しいものなのか、審査委員もわかっているだろうに。 しかし、そのへんはいろいろ決まり事があるのだろう。 深くせんさくしないことにする。
【3】 ところで、女子レスリングだが、金メダルを取った二人はともかく、ぼくが特に印象に残ったのは、2位の伊調姉のふてくされた顔と、3位の浜口の笑顔だった。 いくら順位が上だとはいえ、最後に負けて表彰台に上がるのと、一度は負けたものの最後に勝って表彰台に上がるのでは、こうも違うものなのだろうか。
田村亮子のオリンピック初出場はバルセロナ大会だったが、その時田村は銀メダルを取った。 初出場、しかもその時彼女は16歳だったから、銀は大健闘である。 ところが表彰台に上った田村は、笑顔一つ見せなかった。 それを見たその時の金メダリストは、「あなたは銀を取ったのに、どうして嬉しそうな顔をしないのか?」と訊いたというが、これが逆の立場だったら、その人も同じような顔をしたのではないだろうか。 格闘技で味わう敗北感は、他の競技とは比べものにならないほど強いものがある。 それは、格闘技の起源が戦(いくさ)にあるからだ。 つまり、負けは死を意味するということである。 そんな死に等しい敗北感を抱えたまま、表彰台に上がるのだから、選手はふてくされたくなるもなるだろう。 インタビュアーは大変である。 そんなふてくされた銀メダリストたちにも、「おめでとうございます」と言ってインタビューしなければならないのだから。 神経遣うだろうなあ…。
【4】 さて、そろそろ外の音がうるさくなってきた。 時計を見ると、もう6時を過ぎている。 4時過ぎに一度寝かかったのだが、結局今まで起きていた。 午後からは野球もあることだし、このへんで寝るとするか。
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