頑張る40代!plus

2004年08月22日(日) 会社帰りの車の中で

城島と和田が抜けて以来、最初の頃こそ、それまでの勢いに乗ってホークスは連勝していたものの、今月9日の西武戦以降、いつも同じような負け方をするようになった。
どういう負け方かというと、投壊である。
序盤からコツコツと点を取られ、気がついたら取り返しのつかない点差になっていたとか、それまで調子よくひょいひょい投げていたピッチャーが、突然崩れて一気に大量得点を許すといったパターンである。

確かに今シーズンの序盤にもこういうことはあった。
そのために、カブレラのいない西武に首位の座を明け渡していたのだが、心配はなかった。
そのうち、いつものように今年の必勝スタイルが出来上がっていき、連勝しにくいチームになっていったのだ。
ところが、城島や和田が抜けたとたん、それが崩れた。
ワンパターンの配球、暴投やパスボールのオンパレード、守備のエラー…。
こういったことが影響して、打てなくなる。
まるで、10年ほど前の、万年Bクラス時代を見ているようである。

ピッチャーを生かすも殺すもキャッチャー次第、ということだろうが、だからこそぼくは反対だったのだ。
和田はともかく、城島を取られることが。
他のチーム、例えば西武などは、松坂がいなくなっただけだから、落としても2,3試合だろう。
それはピッチャー一人の空きでしかないわけだ。
しかし、ホークスの場合は、オリンピック中、全試合城島が抜けるわけだから、ピッチャーが半分、いや全部いなくなったのと同じことなのだ。

さて、そういうわけで、ここ数日、ぼくはテレビのプロ野球中継を見ていない。
会社帰りにいつも楽しみにしているラジオのホークス戦実況中継も、もちろん聴いていない。
昔を思い出して、嫌だからである。

では、ここ数日、会社帰りの車の中で何を聴いているのかと言えば、NHKラジオである。
聴いているのは、もちろんオリンピックである。
ところがである。
このラジオのオリンピック中継、野球や水泳や柔道は、ラジオでもどういう状況なのかはわかる。
しかし、一昨日の女子バレーボール日韓戦は、わかったのは得点だけで、試合状況については、「佐々木のサービスエース!!」以外はまったくわからなかった。
一応バレーボールのルールや日本選手の名前は知っているつもりだが、そこにボールが絡むと、中継は俄然わかりにくくなる。
それはきっと、しゃべるより速く試合が動くので、すべてが後追いに実況になってしまうからだろう。
その後追いをやっている間も試合は動いている。
そのため、後追いをやっている途中に、突然「決まりましたぁ!」と入ったりするのだ。
その上、選手名が多く出てくるものだから、頭の中でそのシーンが描けない。
駐車場に着いて、慌てて家の中に駆け込んでテレビをつけても、すでに試合は別の展開になっている。
結局、アナウンサーが興奮しながら絶叫していたシーンは、わからないままになってしまうのだ。
以前サッカーの試合をラジオで聴いたことがあるが、あの時も試合がイメージできなかった。
ラジオ中継に不向きなスポーツもあるということだろう。


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