| 2004年08月03日(火) |
ジャニス・イアンを聴きに行く |
昨日の日記を書いた後、午後4時頃まで、これまで書いた日記をブログ版のほうに写していた。 それから風呂に入り、出かけた。 出かけた先は博多。 そう、今日が前々からこの日記でお知らせしておいた、ジャニス・イアンのステージの日なのだ。
午後5時に家を出た。 家の前からバスに乗って折尾駅まで行く。 途中渋滞はあったものの、何とか特急の時間に間に合った。 折尾から博多まで特急で行くと30分ほどで着く。 7時開演だから、会場のある天神には、ほどよい時間に着くことになる。
博多駅から地下鉄に乗り継ぎ、6時過ぎに天神に到着。 さて、そこからが問題だった。 だいたいの場所はつかんでいたので、「行けば何とかなるやろう」と思っていた。 が、何とかならなかった。 なにせ九州一の繁華街である。 かなりの店が立ち込んでいる。 そこから店を探し出すのは、至難の業だった。 そこでぼくは、旧友であるコルグの所長に電話をかけ、場所を聞いてみた。 さすがに地元の人はよく知っている。 場所はすぐにわかった。
ブルーノートには6時20分頃に入った。 すでにかなりの人が入っており、飲食しながらコンサートを待っていた。 予約はしていたものの、全席自由のため、すでにいい場所はとられている。 係が「どこにしましょうか?」と聞いてきたが、空いている場所はステージの横しかなかった。
席に着いてからしばらくして、客席から拍手が起こった。 小柄な女の人が一人、客席を通ってステージに上がって行った。 ジャニス・イアンだった。 いよいよ開演である。 「みなさんこんにちは」 コンサートはこの言葉で始まった。 一曲目を歌い終わり、二曲目に入った。 イントロで大拍手が起こる。 『ウィル・ユー・ダンス』である。 さすが大物、日本のミュージシャンのようにもったいつけるようなことはしない。 惜しげもなく、大ヒット曲を歌いだした。 その後、『ジェシー』『スターズ』など有名な曲を次々に歌う。 ぼくが一番望んでいた『フロム・ミー・トゥ・ユー』をやってくれた時には、思わず涙がこぼれたものだ。 ラストは『17歳の頃』だった。 そして、アンコールに『恋は盲目(ラブ・イズ・ブラインド)』を持ってきた。 1時間半ほどのステージで、彼女は10曲ほど歌った。 すべて生ギター一本だった。
このコンサートの中で、彼女はいろいろ話をしていたが、ほとんど英語である。 ユーモアのセンスがあるのだろう、英語のわかる人は腹を抱えて笑っていた。 ところが、英語のわからない人には、何がおかしいのかがわからない。 しかし、彼女はプロである。 そういう人のために、日本の単語を交えて話をしてくれたのだ。 その話だけは、英語のわからないぼくにも何となく理解が出来た。 その単語とは、『うどん』であった。
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