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2004年07月30日(金) 角島に行く

さて、今日は日記を更新したあと、山陰に行った。
山陰、イメージ的には遠い所のような感じもするが、うちから高速を飛ばせば1時間もかからない。
今日行ったのは、2年前に橋が架かり、新たな観光名所となっている山口県の角島という島だった。
ここには昨年も行った。一昨年も行った。
ぼくにとっては、何度行っても飽きない場所の一つである。

実は、昨日からそこに行く計画を密かに立てていたのだが、日記の更新が大幅に遅れたので、また次回にしようかと半ばあきらめ加減でいた。
ところが、嫁さんが「せっかくの休みだから、どこかに連れて行って」と言う。
時間を見ると、もう午後2時近くである。
「こんな時間からどこに行くんか?」
「近くでもいいけ」
「近くのう…。山口はどうか?」
つい口走ってしまった。
「行く!!」
「なら、高速代とガソリン代出せよ。それなら行ってやる」
「わかった」
ということで、結局行くことになった。
最初は一般道を走って行こうと思っていたのだ。
が、その時間から一般道で行くと、市内や下関で渋滞に巻き込まれてしまい、着くまでに3時間は優にかかってしまう。
こういう時は、高速に限る。

さっそく家を出たぼくたちは、山口に向かった。
都市高速は多少混んでいたが、小倉を過ぎると流れがよくなった。
都市高速は、門司で九州道と合流する。
九州道を下関方面に向かい、関門橋を渡ると、そこからが中国道である。
下関に入った時に時計を見てみると、家を出てからまだ30分しかたっていなかった。
さすが高速道路である。
一般道を通ると、いくら空いていてもここまで早く下関に入ることはできない。

角島は小月インターで降り、そこから4,50分走ったところにある。
2年前、仲間と川棚温泉に行ったことがある。
その時、温泉に入るにはまだ時間が早いということで、ちょっと足を伸ばして西長門リゾートホテルまで行った。
西長門には何度か行ったことがあった。
だが、その時そこには、ぼくがそれまで見たことのない風景があった。
「海の上を道路が走ってる!」
『海の上の道路』、もちろん橋のことなのだが、関門橋や平戸大橋のような吊り橋ではない。
海の中に何本もの橋桁を打ち込み、その上に道路を乗せているのだ。
いわば海の上の高架橋といった感じである。

さっそく、その橋を渡りに行った。
大海原の上を車で走るのは、実に爽快である。
ただ、その時は空が曇っていたので、海も濁って見えた。
橋が出来て日が浅いこともあって、いろいろな施設もまだ建築中だった。
そこで、「来年またここに来たいものだ」と思ったものだった。

冒頭にも書いたが、角島に行くのは今日が3度目となった。
台風の余波もなく、空は完全に晴れ上がっていた。
海はエメラルドグリーンが映え、橋を渡っている時、吸い込まれて行くような錯覚すら覚えた。
昨年もここに来ているのだが、薄雲がかかっていたため、今日ほど美しくはなかった。

島に渡ると、夕方近くとはいえ、まだ多くの人が海水浴を楽しんでいた。
その海水浴場の前に売店がある。
そこでぼくたちはアイスクリームを買い、しばらく夏色の海を眺めていた。
ところが、そこで現実に引き戻された。
その海水浴場には拡声器が取り付けてあったのだが、そこから聞こえてくるのは音楽ではなく、AMラジオの音だった。
しかも、山口なのに、なぜか福岡の放送を流していたのだ。

もう一つ興ざめすることがあった。
それは、

これです。
こんなこと書かれていたら、誰もそこで泳ぎたくなくなるじゃないか。
ただでさえ無防備、つまり真っ裸に近い状態なんだから。
これでは浜辺で寝ることも出来ない。

結局、角島には30分ほど滞在しただろうか。
その後川棚温泉で瓦そばを食べ、それから家路についた。

(追記)
今日ぼくが行った角島のことは、ここに詳しく書いてあります。


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