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2004年03月18日(木) 【学校は進路指導をしないのか?】他

【学校は進路指導をしないのか?】
昨日、公立高校の合格発表があった。
うちの店の従業員の中に、受験生を持つ母親が何人かいるが、ぼくの知る範囲では、その人たちの子はみな合格したそうだ。
めでたし、めでたしである。

ところで、その母親の一人が受験前に、「塾の先生から『あの高校なら大丈夫』と、太鼓判押されたけね」と言っていた。
それを聞いて、ぼくは「学校は何やっているんだ?」と思った。
ぼくたちの時代も、確かに塾はあったが、進路はすべて学校で決めていた。
ぼくの場合、中学3年の2学期末に行われた三者面談で、「この成績だと、T校なら70パーセント、C校なら80パーセント、M校なら90パーセントでしょう」と担任から言われ、さんざん迷ったあげく、女子の多い80パーセントを受けることにしたのだ。
その選択が良かったのか、悪かったのか、今もってわからないが、担任の意見を参考に志望校を絞ったのは確かである。
それが今では、塾の先生頼みとは。
学校の先生たちは、自分たちを教育することに精一杯で、受験どころではないのだろうか?

【アルバイトとのバトル】
数日前から、アルバイトとバトルを繰り返している。
事の発端は、ぼくが「お前、高校どこやったん?」と、聞いたことに始まる。
彼女は「O女子高です」と答えた。
「ああ、O女か。うちの近くやのう」
「え、しんたさんって、あんな所から来ているんですか?」
「あんな所っちゃなんか?」
「田舎じゃないですか」
「お前、自分がどこに住んでいて、うちを田舎だと言うんか?」
「私は都会ですよ。T駅の近くだから」
「T駅ぃ? あそこのどこが都会なんか?」
「だって、サティは歩いてすぐだし、うちのマンションの横なんかパチンコ屋があるんですよ」
「お前ねえ、サティとかパチンコ屋が近くにあったら都会なんか?」
「だって、ネオンがギラギラしてるもん」
「うちの近くだって、大きなパチンコ屋が3軒あるし、夜はネオンギラギラしとるぞ」
「いや、うちは都会だから、輝きが違うんですよ」
「それは、周りが暗いけたい」
「そんなことないですよぉ」

「うちは近くにデパートがあるんやけど、お前んとこ近くにデパートはあるんか?」
「ありますよ」
「ほう、どこにあるんか?」
「うちの前にあります!」
「聞いたことないのう」
「あるじゃないですか、ベスト電器が!」
「アホか!ベスト電器のどこがデパートなんか!?」
「え、違うんですか?」
「大いに違う」

「でも、うちは都会ですよ。だって、駅まで歩いて行けるもん」
「悪いけど、うちだって歩いて行けるんぞ。それに、駅が近いからと言って都会だとは言わんぞ」
「じゃあ、何と言うんですか?」
「交通の便がいい、と言う」
「とにかく、うちは都会なんです!」
「だから、どこが都会なんか?」
こうやって、バトルは延々と続き、ぼくたちはいまだに闘っている。


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