頑張る40代!plus

2004年03月07日(日) 大荒れの一日(後)

そういえば、腰から腹にかけて、痛みのあるところが冷たく感じる。
「冷たいなら温めてやればいい」
そう思って、風呂のスイッチを入れた。
何時間かかってもいいから、痛みがなくなるまで患部を温めようと思ったのだ。

風呂には、2時間ほど入っていた。
心なしか痛みが和らいだような気がする。
だが、まだ万全ではない。
このまま体を冷やしてしまうと、また元通りになってしまうだろう。
そう思って、次の手段をとった。
今度は、ファンヒーターである。
エビのように腰を曲げ、お尻から背中にかけて、ファンヒーターの風を当てるのだ。
これもまた2時間やった。
もういいだろうと思って立ち上がると、もうすっかり痛みは消えていた。
「よし、完治だ!」

ところがである。
ずっとファンヒーターにあたっていたせいか、頭が痛くなったのだ。
時間が経つにつれ、その痛みはひどくなっていった。
とにかく、瞬きしても頭に響くのだ。
時間はもう夜の7時を回っていた。
夕方から降り出した雨がひどくなり、時折雷も鳴っている。
それがまた頭に響く。
そこでまた、風呂に入って頭痛を追い出そうとしたのだが、今度はうまくいかない。

こうなったら寝るしかない、と思ったのだが、風呂で2時間、ファンヒーター前で2時間と、たっぷり睡眠をとっていたので、なかなか寝つかれない。
しかし、体を動かすと頭に響くし、目を開けると必然的に瞬きをするので、これもまた頭に響く。
「こうなりゃ意地だ」と思って、布団の中でずっと目を閉じていた。

気がつけば、もう夜中である。
あいかわらず、頭の痛みは治まらない。
このまま朝を迎えるのかと思うと、気が重くなった。
何度も鎮痛剤を飲むことを考えた。
が、それだけはしたくない。
一度これをやってしまうと、癖になり、薬に頼る弱い子になってしまうからだ。
とにかく、頭に刺激を与えないように、頭を固定し、寝つくまでその姿勢を崩さなかった。

その姿勢に疲れたのか、いつしか眠ってしまったいた。
目が覚めると、午前8時だった。
なんとか頭痛は治まった。
24時間前に腰の痛みを覚えて以来、ぼくはずっと痛みと闘っていたことになる。
前に胃けいれんをおこして、長い時間痛みと闘ったことはあるが、その時は痛み半分、鎮痛半分といった状態だった。
今回のように、一日中寸断なくどこかが痛いというのは、初めての経験だった。


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