昨日、Bフレッツの工事を行った。 工事と言っても、ADSLのモデムを取り外し、新たに光ファイバーのモデムを取り付けるだけの簡単なものだったが。 取り替えるだけなら、誰にも出来そうなものだが、NTTの人に言わせると「そうではない」そうだ。 「接続に専門的な知識が必要なので…」ということだった。
で、実際にその工事を見てみると、接続したのは電話回線とLANケーブルだけだった。 「この二つを接続するだけなのに、専門知識が必要なんだろうか?」とは思ったが、工事代がただなので、余計なことは言わないことにした。
最後に工事の人は、自分のパソコンを取りだして、モデムに繋いでいた。 「45Mbps出てます」 「速いですねえ!」 「プロバイダの関係で少し落ちるかも知れませんけど、それでも40メガは出ると思いますよ」 今までADSLで出ていた速度は、せいぜい2Mbps止まりだった。 40Mbpsといえば、その20倍は出るということである。 最近、歌のダウンロードやアップロードを頻繁にやっているので、通信速度は速ければ速いほうがいい。 マンションタイプなので、同じ光ファイバーでも100Mbpsは出ない。 このタイプの最高速度は50Mbpsだということだ。 40Mbpsなら上出来である。
工事の人が帰ったあとで、さっそくパソコンの電源を入れ、速度を測ってみた。 「え!?…」 何と、測定の結果は6Mbpsではないか。 工事の人が言っていた速度の、およそ7分の1しか出ていない。 これでは局から近い場所の、ADSLの速度と変らない。 「これはおかしい」と思い、パソコンやその周辺をいろいろ調べてみた。
「ああ、そうか!」 そういえば、このパソコンはADSL向きにチューニングされている。 これをBフレッツ向きに替える必要がある。 ということで、チューニングを替えてみた。 再び速度を測ってみると、今度は約倍の13Mbpsになった。 測定サイトに書いていることをよく読んでみると、「ウイルス対策やファイヤーウォールソフトが常駐している場合は、計測速度が著しく低下する場合があります」と書いてあった。 そこで、常駐のソフトを外してやってみると、今度は15Mbps出た。 が、40Mbpsにはほど遠い数値である。
その後も何度かやってみたが、速度は13Mbpsと15Mbpsの間を往ったり来たりした。 やっているうちに、馬鹿らしくなって「もういいや」という気分になってきた。 そこで測定を中止し、現状に満足すること努めた。
が、なかなか諦めきれるものではない。 その後いろいろ調べてわかったことだが、25Mbpsの損失は、どうもルータに原因があるらしい。 今使っているルータは30Mbpsが限度なのだ。 そこで今日、NTTに電話し、「これに代わる、もっと速いルータはないか?」と聞いてみた。 が、答は「ない」ということだった。 せっかくの光ファイバーだ。 せめて20Mbpsは出てほしいものである。
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