昨日、井筒屋のブックセンターに電話をかけ、本のページ抜けのことを言った。 「それは申し訳ありません。交換致しますので、持ってきて頂けませんでしょうか」 「小倉まで遠いんですよねえ。黒崎店で交換というわけにはいきませんか?」 「黒崎店がご希望ですか… じゃあ後ほど電話します」
しばらくして黒崎店から電話が入った。 「小倉店で買われた本が乱本だったということですが」 「はい」 「その本はうちにありますので、こちらで交換させてもらいます」 よかった。 小倉までJRで行くと、往復720円もかかってしまうのだ。 本を交換する、たったそれだけのことで交通費を遣うのも馬鹿らしい。
ということで、今日は黒崎のブックセンターに行った。 本の交換を済ませたあと、時間が余ったので、しばらく立ち読みしていた。 何を読んでいたかというと、占いの本である。 前々から自分の運命に関して、知りたいと思ったことがあったからだ。 そこにあった、何冊かの四柱推命の本を手にとって、読みあさった。
「やっぱり…」 最近、行き詰まりというか、仕事が向いてないのではないかという思いが強くなったのである。 いや、仕事が向いてないのではなくて、企業に向いてないのではないかという思いである。 どうも集団に溶け込めないのだ。 そこで、占いの本を見て確認したかったのだ。 本を見ると、ちゃんとそのことが書いてあった。 『孤独な星』 『集団の中では浮いてしまい、変わり者に見られる』 『どちらかというと企業向きではない』 『一人でやる仕事、とくに芸術や文学方面に向いている』 どの本にも、似たり寄ったりのことを書いてある。 芸術や文学に向いているかどうかはわからないが、企業に向いてないのは確かなようだ。
『孤独な星』 親兄弟や子供と縁が薄いと書いてある。 なるほど、その通りである。 幼い時に父親を亡くし、そのため兄弟はおらず、さらに子供もいない。 どうも、ぼくは四柱推命どおりの運命をたどっているようだ。 となれば、芸術や文学方面というのも、案外当たっているのかもしれない。 人生の後半に、そういう芸術・文学の星がかかっているから、もしかしたら、これからそういう道を歩むのかもしれない。 こうなれば、孤独なんか気にしないで、芸術や文学に突っ走ってみるか。
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