最近、また姓名判断に凝り始めている。 その理由は山口百恵にある。 22画。 さほどいい画数でもないのに、なぜあれほどまでのスターになれたのだろうか? これは、ぼくにとって十数年来の謎であった。 その謎を解き明かすべく、十数年前に再び姓名判断に凝り始めた。 しかし、そこで答は出なかった。
その後、周期的にこの疑問が襲ってきた。 今度は山口百恵に加え、宮沢りえという、やっかいな名前まで出てきた。 そう、宮沢りえも22画なのだ。 いったいこの人たちの名前のどの部分がいいから、スターになれたのだろうか? 確かに、華やかな世界で成功する画数だとなっている。 では、22画の人がみな芸能界で活躍しているかというと、そうではない。 ぼくの知る限りでは、所ジョージと松本人志くらいである。
仮に22画の人がすべて芸能界で成功するのだとしたら、ぼくの伯母も芸能界で成功しているはずである。 しかし、おばちゃんは芸能界とはまったく縁のない、普通の人なのだ。 「これはおかしい。野末陳平の本を読んで、22画の芸名を付けた人うち、いったい何人が芸能界から去っていったことだろうか。その数は計り知れないだろう」 ぼくの姓名判断の研究は、いつもこういった野末批判で終わってしまった。
最近姓名判断に凝り出した理由も、やはりここにある。 周期がやってきたのだ。 山口百恵、宮沢りえ、所ジョージ、松本人志、これらの人たちのいったいどこがいいから、あれほどのスターになれたのだろうか。 またあれこれと、姓名判断の本を引っ張り出して研究していた。
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