以前から、今日1月13日は、灯油を買いに行って、その後宗像大社に初詣に行こうと決めていた。 ところが、今日は朝から寒かった。 天気予報では、平野部でも雪が降ると言っていた。 そのため、今日は灯油は買いに行くだけにして、宗像大社行きは断念することになった。
これで、旧松の内である15日までに、宗像大社に行くチャンスはなくなってしまったのだ。 次のチャンスは、旧正月ということになる。 ということで、暦を見てみると、旧暦の元日は今月の22日となっている。 あいにく22日は休みではないが、翌23日、つまり旧暦1月2日が休みである。 「旧でも何でも、正月は正月だ」ということで、旧正月に参拝することにした。
ところが、暦をよく見てみると、その前々日の21日は、何と大寒ではないか。 ここ数年、大寒の日は例外なく寒い。 また、その翌日や翌々日には、必ずと言っていいほど雪が降っている。 もし今年も雪が降ったりしたら、再び延期ということになってしまう。
そうなると、次のチャンスは立春2月4日以降である。 立春、これも節気の始まりだから、正月と同じ扱いである。 いや、干支も立春から始まるのだし、厄年は立春から節分までとしているのだから、立春こそが本来の元日なのだろう。 これと比べると、新暦や旧暦の正月なんて、臭いだけで実がない屁みたいなものである。
そうだ、やはり初詣は立春に限る。 立春の頃は、寒いとはいえ、梅がほころび始める時期だ。 その中にほのかな温もりを感じるのは、そこに春の芽生えがあるからだろう。 それこそ「初春」の名にふさわしい。 人が作った宣伝まがいの「初春」にお参りするより、自然が醸し出す本当の意味の「初春」の時期にお参りすることのほうが、初詣にも張り合いが出てくるというものだ。 案外神様も、春を素直に喜ぶ人たちの参拝を、望んでいるのではないだろうか。
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